アイドリッシュセブン VISIBLIVE "HiGH TENSiON FUSiON!!!!”の現地感想

あけましておめでとうございます。

季節は新年から程よく少し経ったくらいの絶妙なときですが、私の2026年は本日(1/12)明けたのだと思います。

ヅャニオタはシャッフルユニットで年が明けるんです。いやぁ、大変素晴らしいシャフユニでしたね。

 

書こう、ライブの感想を。そのために生きてると言っても過言ではないのだから。

諸君、人間の記憶力のポンコツさを知っているかい?人間の記憶力というのは24時間で実に70%の記憶を失ってしまうらしい。信じられないよね、忘れてたまるか。こっちはチケ代にステラストーン約900個分支払ってんだ。
あれ、90連分か、以外と安いな…

 

 

アイドリッシュセブン VISIBLIVE "HiGH TENSiON FUSiON!!!!”」に昼夜現地入りしてきた。

前半にライブの感想を、後半にポエムを書きます。年明け一発目の感想だし、気合い入れてポエム書いちゃうぞ〜〜という気持ち

ライブの感想は印象に残ったところのみ、主に推しのことばかりで、そのくせに長いです。(私の推しはドリドラとTRIGGERのシンメです)

 

ポエムだけ読みたい人(ポエムだけ読みたい人!?)はクソデカフォントでポエム!!と書いてあるところまで飛ばしてください

 

 

 

ビジュ!ビジュビジュビジュ!俺はこのために金を払ったッ!

セトリに触れる前にまずはモデルモデル3Dモデルの話をしよう。ビジュ、ビジュだ!!

新3Dモデルがやばい。まじでめちゃくちゃ顔がいい。等身のバランスも良くなっている気がする。普通に顔でメロつける。想像上の顔じゃなくて、今目の前で動いてて視覚野に焼き付いてる、その顔がめちゃくちゃいい…!

まじでSTARDOM GENIUSのライブパフォーマンス映像とほぼ一緒のモデルだったね!?顔が立ち絵だったね!?立ち絵より3Dの方がビジュがいいアイドルもいたね!?!?(※思想です泣)

 

えっなに?ほんとなんか今日……

ビジュイイじゃん……!!!

 

www.youtube.com

すみませんM!LKのことはなにも詳しくないです。でもこの曲超好き

 

 

まっっっっじでよかったね。やったなアイドリッシュセブン。スタジニ映像の時点でめちゃくちゃ進化したなとは思ってたけど、ちゃんとライブにも合わせてきてくれた。

顔だけじゃなくて動きも滑らかになってた気がしたけどどうだろうか。元になってるアクターさんのダンスは変わってなさそうだったが、全体的にキャラのプロポーションが自然になってたので動きも馴染んでいたように見えたかな。

いや〜良かった。
正直G4Yのときの顔のクオリティって「後方席で顔が見えなくても問題ない」という感じだったのだけど、今回は普通に自分の席運の無さに悔しい思いをした。
MC中の表情の動きも良くて……まじでもっと近くで見たかった。見せろ、お前たちの顔面を。

 

TRIGGERさんがなっちのビジュアルに忠実な感じで厚底ヒールをお召しだったので、つなしがめちゃくちゃデッッッッッカ!?になってたね。
個人的にはシャフユニとか全体曲のときにちょっとだけ等身浮いてたように見えたのでヒールはうーんって感じだった…かな。普段はデカい推し大好きな方ではあるけど……まあこれは後述しよう。周りがみんな喜んでるからまあええかというレベルではある。

あ、あと3D技術という意味でここで触れるけど、ステージ構成二段にしたの天才だね!?スタライもtwstライブも現地行ったことあるけど、2段組構成になってるのは初めて見た

見やすかったし緩急あったしめちゃくちゃ良かったです!もっと褒められていい。ブラボー



セトリ

セトリプレイバック!

ざっくり言うと

・各ユニ(G4Y曲+2025記念日曲)3曲
・シャフユニ4曲
・STARDOM GENIUS
・Welcome, Future World!!!

だった。

あれ、Welcome, Future World!!!のビックリマークって3つなんだ、HiGH TENSiON FUSiON!!!!は4つなのに。この4つってやっぱ4グループの意味なのかな。だとしたらWFW!!!はやっぱŹOOĻが出てくる前の曲だから!!!なのかな。歴史だね〜

 

セトリ、サプライズパートとサプライズじゃないパートに分けるとすると、

サプライズパート

・記念日2026曲
・シャフユニ曲

サプライズじゃないパート

・G4Yセトリ
・全体曲

になると思うんだけど、サプライズのうちの記念日2026曲が前日までのキャスト登壇イベント「アイドリッシュセブン 10th Anniversary Event "A10TiON PLEASE!!!!”」のオープニングアクトで披露されていたもんだから前半は新鮮感が一切なくてそこは残念ではあったかな。

いや、新曲は最高&最高&最高最高だったので何度も見れること自体はうれしいんだけど、ライブ前半で「オッG4Yの焼き直しか?」という思考が脳の片隅にいる時間がまま長かったので……かなり惜しかった……。

3Dライブって感情を買うタイプのアミューズメントだと思ってるので、この前半のモヤモヤとハラハラはけっこう、こう…私にとってはアレだった。普通に選曲があれだったと思います。アレね。あそこで新曲持ってくることで12日の配信の売り上げを伸ばしたかったのかな〜?普通に悪手やなって思ってしまった。

曲とかの感想

Re:valeの話

自ユニの話より先に他ユニの話するんだけど、Tenutoが超〜〜〜〜〜よくて、非常に良くて、まじで良くて感動した。

基本自担が出てる時以外で双眼鏡構えないタイプなのに夜公演のTenutoでは堪らずAメロから構えてしまってた。そのくらい良かった。

そもそも私はG4Yの時からRe:valeの3Dパフォーマンスとの相性が良くて、当時から結構感動してたんだが、今回は曲の良さとモデルのアプデが相まってとても満足度が高かった。

 

Re:valeのこれまでって線対称デュオだったりビタっと揃えた振り付けだったりカミシモに一人ずつ分かれて会場全体に手を振る感じだったりで既にかなりバラエティーに富んでる印象があったんだけど、今回のTenutoではさらに新たな一面を見せてくれるもんだから思わず口元を押さえて唸ってしまった。

一人が歌ってる時にもう一人がシャドウ的にバックダンスしたり、かと思えばお互いを指さしたりハイタッチしたり、時にはダンスの合間でカメラに向かってしっかりファンサしたり……千と百という静と動の存在が同じ陽のアイドルソングを歌うことの対比と融合をこれでもかと体感させてくれた。

G4Y既存曲は比較的アーティスト的な曲とお手振りの二択だったように思うけど、ここにきてアップテンポに明るい曲で踊りまくる最年長って本当にクールだ。

可愛い曲でガシガシに踊るアラサー、かっこよくて痺れちゃうでしょ。

 

最後の決めポーズもばちばちにデュオアイドルしてて、二人はプリキュアなのかと思いました。



ŹOOĻ(というかドリドラ)の話

ここからは自担の話です。
私の推しユニはTRIGGERとŹOOĻ、もっと言うと十担シンメ厨、ŹOOĻは狗丸担ですがアイドル関係なくキャラとしての推しは虎於が一番です(ややこしい)

 

BREAK THE LIMITATION

マイクマイクマイクマイクハンドマイク。

こんにちは、ごきげんよう。私がアイドルのハンドマイク担です。

 

アイドルのハンドマイクパフォーマンスってね、最高なんですよ。彼らは私たちに声を届けるためにその手に持ってる機械に声を吹き込んでくれるんです。踊りながら、煽りながら、回りながら、手を振りながら。

もしご家庭にステージ用マイクをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひそれを手に持ったまま動き回ってみてください。声がしっかりと入るように口元にまっすぐ当てたままです。

想像の10倍難しくて、素人にはできたものではありません。手がだるくなります。ましてや踊りながらだなんて本当に難しい。

そう、アイドルのマイクパフォーマンスは経験と練習の積み重ねの賜物なのです。マイクってアイドルの象徴です。だからハンドマイクは素晴らしいのです。

BREAK THE LIMITATION、まずは、ありがとう。

 

ムビナナ初見でアイナナに出会った時からガチで見たかったもの(ハンドマイクの3Dパフォ)が見れてしまい、私はこの一曲で普通にチケット代の元が取れてしまった。ごめんねみんな、抜け駆けです。

てかなんでBREAK THE LIMITATIONだけハンドマイクだったんだ。普通に他の曲もハンドマイクなのかと思ってけっこう期待してたけど、蓋を開けたらブレリミだけだった

La da da…の客席にマイク向けるフリがやりたかっただけ?(客席にマイク向けてる間は声入ってないよね?というツッコミはすでに1000000回したので割愛させていただきます)

それにしたって記念日曲でŹOOĻだけ特別小道具が与えられてて普通にずるいと思いました。これでアイナナだけハンドマイクとかだったら私は嫉妬に狂って怪物と化していたかもしれない。え、まじで推しユニでよかった

いつかTRIGGERでもお願いします。九条天さんの一切マイクが口元からブレないターンが見たいです。肩より外に肘が出ない完璧なパフォーマンス見たいです。見たいです。すごく。

 

BREAK THE LIMITATIONの腕をぶんぶん回す虎於がまじで可愛すぎたけどそれよりも何よりも「ビリビリラウダー!」のとこのガニ股気だるげ治安悪ダンスがまじのまじのまじのまじでよかった。
あと「どこまでも行こうぜ〜」あたりの腰振りとか。何がいいって、足が長いからサマになっちゃってるのが良かった。

見た目でかっこいいもそうなんだけど、ŹOOĻの中でも虎於が治安悪ダンスが似合ってるっていうことがまじでよくて。(ろくろを回す手の絵文字)

普段の所作から離れてる分鏡見て相当練習したんだろうなあって言うのが一瞬で想像できてちょっとメロすぎて卒倒するかと思った。いや練習せずにいきなりこなせる器用さがあってもそれはそれでメロいんだけどさ。
虎於ってŹOOĻでダントツ身長高いから自分なりの見せ方は自分で探らなきゃいけないんだろうなと思っていて、だからこそそれが最高の形で体現されてるのがほんと〜〜〜〜にメロい。ありがとうアイドル。俺たちのためかっこつける練習をしてくれて。
非常にナラティブで且つ普通に男としてかっこよくてメロメロであった。ありがとう、ありがとうBREAK THE LIMITATION。

普段の所作と離れているという意味では巳波もかなりメロいはずなので配信を観るのが楽しみです



今日のライブを通して思ったんだけど、虎於、おまえ、さてはアイドルとして成長しているな?

贔屓目で見ているとは思うが、今回の公演では虎於がかなりŹOOĻ内での客席盛り上げ隊長していた気がする。びっくりした。まじで結構客席を煽り散らかしていた。

は?虎於って客に興味あるんだ???(あるだろ)

私はまじで虎於のことをよくわかっていない虎於推しであり、ストーリーやこれまでのライブから虎於が持つファンへの思いを読み取ることが一切できないままここまで来てしまったダメダメなオタクなので、今回のライブであまりに瑞々しい客への矢印を受け取ってしまい予想外の衝撃に大変非常に困惑し荒ぶっている。

上がってしまったよ、虎於のアイドルとしての解像度が。ごめん、ガチ好きかも。まじでその感じは好きかも。そもダンスがめっちゃ好きなので、そこの解像度上がってしまうとかなり好きなアイドルで困る。私いちおうドルオタŹOOĻ担の帽子をかぶってる時は狗丸担なんだけどな……

えーーーん夏のツアーがますます楽しみになっちゃったよ〜〜泣

 

つまりあれじゃん、虎於ってあれじゃん。

「虎於くんってまじでバラエティとか歌番組ではスカしてるけどライブだとめっちゃテンション高くてかわいいんだよ」のタイプのメンバーじゃん!!

虎於ってそのタイプなんだ……こんだけ毎日虎於のこと考えてるのに、ようやく今日知ることができたよ……

これまでもその片鱗はあったにはあったけど、BREAK THE LIMITATIONのノリノリ具合といいMCの感じといい、本当にアイドルが板についてきていて、自己実現だけじゃないコミュニケーションとしてのライブをしてる感じがあった。

まあ、そうなると私の脳内にはデカデカと「奉仕」という単語が浮かび上がってきて、なんかもうまじで苦し気持ちかったわけだが……

そうか……人に求められた姿で振る舞ってしまう御堂くん…………ウッ…………

自己実現をしながらファンのために奉仕をして、それでいて自分自身も楽しんでる虎於、最高に夢のある明るい部分とぐちゃっとした湿度の高い部分が密接に融合しており倒錯的で酔い酔いに酔えるアイドルになってきてる。

私は「負い目を感じながら負い目がわからなくなるくらいステージの上でかっこつけてくれるアイドル」がなによりも性癖ドドドドど真ん中なので、ガチで虎於の成長に興奮が止まらないです。正直今も息切れしている。

 

BREAK THE LIMITATIONつながりでトウマの話もするか。

ブレリミのトウマ、腕ぐるぐるするフリの時一人だけ頭もぐるぐるしてて永遠に可愛いかった。
トウマってかっこいい曲の時はひたすらかっこいいのに明るい曲の時はこんなにノリノリなんだ。今までのŹOOĻの3D曲って基本ダーク目な雰囲気が多かったので、実はあんまりわかってなかったのかもなー。GGGといい、今回のトウマはかなり陽の面として新しいとこを見せてくれた印象がある。

さっきは虎於の治安の悪さに興奮してたけど、トウマは逆に時を重ねて少しずつ治安の悪さが薄らいできた気もする。
これはトウマ自身が何か変わったわけではなくて(実際にモデリングのもとになってるアクターさんのソースは変わってない気がするので)それこそトウマはナラティブみが薄まってきてるのかもしれない。(ナラティブみ?)

ササゲロとか若干食傷気味だったりするしな〜〜(アイドルが踊ってる姿は何回見ても良いものだとはいえ)(定番ソングは悪くない文化とはいえ)

でも最初のピーーの時の現地の悲鳴はシャフユニよりも大きかったマジで。

まーーーーでも、NO_MADの頃のトウマって「笑顔が印象的なアイドル」だったらしいし、本来の彼に戻ってきてると思うと面白い味わい方かもしれない。いろんな色に染まることができるという意味では、本当に根っからの「アイドル」なんだなと思えて胸が苦しいね。その適応力でカメチル入る?

No Sacrifice

虎於が盛り上げ隊長であることを加味して見るノーサク、なんて味わいが違うんだ。

待ってくれ、私は御堂虎於にアイドルとしての幅を感じている。
そんなことされたらもっとアイドルとして掘り下げてほしくなっちゃうじゃん…!
「虎於はキャラ推しだから」
アイドルとしての掘り下げの浅さにもとくに大きく不満を抱かずここまで生きてこれたのに……

まじ、まじで……まじ…………くるし…………ストーリー更新っていつですか……?

虎於URのシャフワ…………?

やだよーーこれ以上血反吐吐きたくないよ〜〜虎於のアイドルとしての側面ももっと掘り下げてくれよ〜〜〜〜〜〜

 

 

 

はーーアイドリッシュセブンってたのしーーー

アイドリッシュセブンで苦しんでる時、本当にアイドリッシュセブンを全身に浴びてるし、オタクとして生きてるって感じがする。最高。

一生楽しめる、ずっと味する。好きで苦しいを地でいかせてくれる。このコンテンツが大好きなんだよ……

 

 

 

 

そうだ、ノーサクといえば、イントロダブセンのラップ?終わりの脱力ダウンで虎於が手元ぶらつかせてんのがくっっっそ好きな話をさせてくれよ。まじでいい。あんなん色気じゃん。なんだよ。表現力の鬼かよ。虎於のノーブルさと退廃的な色気の振り幅がガチで今1番美味しい素材かもしれない。まじでダンスが好みで困る。

 

虎於の変化(自体は些細なものでこちら側の受け取り方の変化が大きいのだとは思うけど)を違和感なく描いてるライブの作家さんってかなりすごいな。虎於の解像度がめちゃくちゃ高い。どうなってんだ。まじで絶妙なバランスで喋らせてるし、ほぼ神業だろ。

 

MC

MCでは相変わらずトウマがギャルゲ主人公してたけど、パフォでは要所要所で他の3人を「引き連れてる」感があって心臓バックバクだったな。普段は落ち着きがなくていじられてるけどステージでは貫禄のある男、ひとたび歌えば3人を引き連れた王様で大横転大萌えだった。
MCではあんなにジト目で睨んでるのに歌唱になると完全に一目置いてるメンバーまじで最高によくないですか?心底興奮する。トウマってやっぱりŹOOĻのリーダーなんだなっていうのを言語外でわからされたな。

 

トウマの萌え、今回のライブを見てて「これだ」と確信を得たりした。
私はトウマがメンバーから矢印を向けられまくってたりノンデリしたり鈍感系したりしてること自体に大萌え転げてるんわけではなくて、そのひとつひとつの事象を通して、この「それでもステージでは他を引き連れる男である」ことを想像して萌えてるんだ。

経験値と実力で全てをひっくり返してくるし、あんなにわがままガールしてる3人も板上ではトウマに勝てないの萌えるよな?(この「勝てない」は技術的な意味ではないです)

トウマ、全ての萌えが萌え単体としてもしっかり萌えるのに、それがのっかったままステージに立ってぶちかましてくれることで唯一無二のメロを届けてくれる最強で最高の二次元アイドルになるから個人的に他のどこにもいないキャラ造形で完敗だ。好き。

 

てか、トウマが虎於だけを起こしに行った話の時、虎於がずっとちょっと困り眉顔しててsooooooooo cuteだったんだけど配信では抜かれてましたか???抜かれてないと見直せないので抜いててくださいね。お願いします。頼むよ……?



 

 

TRIGGERの話

私はTRIGGERが最推しユニなんですが、今回TRIGGERの感想はけっこう少ないです。

これはG4Yの時にTRG中心の感想を書いていたから改めて書けることが少なかったというのもあるんですが、えー、はっきり言うと、私は3DライブのTRIGGERのパフォーマンスに対して正直あまりしっくりきていないので、感想が薄くなっちゃいがち……なんだよね…………。

 

これはG4Yの時から感じていて、なんというかこう、つなしのモデルの大きさに対してシンプルにサンプル元の運動量が足りてない。全体的にもっさりしてるように見えてしまう。

ものすごくダサいわけではないんだけど、私の中のTRIGGERはどうしても「レベルが高い」イメージが根強く、初めて見たのがムビナナの美プレだったのでそれと比較すると一生「足りない…足りない…」となってしまう。

最推しユニだから目線が厳しいというのもおおいににあると思う(自覚はないけども…)

それにしたってステップなし棒立ち、片手がお留守振り付け、体が1秒以上正面に向いてる振り付け多すぎないか??

 

と思いながらも夜公演でたまたま双眼鏡に入り込んできた天を数秒見ていたところ「あんまりもっさり感がない…?」となったので、たぶん十のすこし落ち着いたダンスが圧倒的に長い手足に対して足りてないんだと思った。そして私は基本龍之介しか見てないのでTRIGGERがおとなしく見えている。

あとなんか指先のモデリングが(Re:valeやŹOOĻと比べて)揃ってない感じがしており……今回はヒールで背が伸びていることやストールで肩のラインが出てないこと、他ユニのダンスが良かったことも相まってさらにモサっと感が目立って見えちゃったな……

あ、でもEmpathyの落ちサビでシンメの間から天が出てくるところは10000億点でした。大好き構図thank you

「Count it up Keep it up」の振りも好き。TRIGGERはもう少しだけ男性的かつ茶目っけのある洒脱さを出して踊るシーンがあってもいい。Treasureのイントロの脱力ターンとかああいう感じ

 

ああ、あとは私は基本的に自担がステージにいる限り双眼鏡からガチで少しも目を話さない常時野鳥の会スタイルなので、ぴあアリくらいのキャパだとレンズ視野の中でユニット全体が見えることがほとんどない、というのもあるのかもしれない。

一人一人のダンスよりも、時差ダンスとして、フォーメーションダンスとして美しいつくりなのかなって。

上記に思い至って夜公演では少し双眼鏡を外してみたんだけど、実際かなり美しかったので、なんというかまあ、そういうことなのかも。野鳥の会をやめる時が来たか、もしくは自分はターゲット外だと認めるべきか……

Tenutoとかブレリミとかエンラブみたいな可愛くて楽しそうな曲、TRGにもください。

 

MC

ダンスの話は一旦端に寄せて、TRIGGERのMCが!面白かったね!!うれしい!!

ムビナナで宇宙MCをかましたTRGさん、G4YのMCも会場によってはかなり面白かったので今回はどっちになるかと思ってたけど、面白い方だった!テンポもらしさも維持しつつ笑いどころがわかりやすくてめっちゃ楽しかった。

「常識人っぽく見えてド天然」みたいな性質をしっかり汲んだ天の「オブラートに包むと……こう…Re:valeさんは…もっとものすごいよね」がまじでよかったです。

 

つなしのファンサってまじでどこまで意識的にやってんだ

死人を出した後に平気な顔して天に場所譲るの、正気の沙汰じゃないだろ

生まれながらのファンサマシーン

 

シャフユニの話

正直予想はしてたので出てきた時もあんまり驚きはしなかった

いや、カメチルからだったかもな……TEA takeでステッキ持った4人が急に出てきてたら絶命してたかもしれん。

 

Chameleon Chill

Chameleon Chillさんめーーーーっちゃよかった。TEA takeのステッキボーナスがなければカメチルの演出が一番好きだったな 普通に3Dライブとしてクオリティが高かった(なんかスタライみたいじゃなかった?)壮五が超かっこよくて普通にメロつけてしまい、次の現場は壮五にロックしてみようかな…とさえ思った。

比較的クールなセットの前でちょっとコミカルで可愛いフリを気だるげに踊るっていうチルが絶妙なバランスだったな。いいシャッフルでした。


GREEN BUBBLE

GREEN BUBBLEさんによるネバーグリーン、ここがぴあアリじゃなかったら絶対に水演出が入ってるのに!!!ってハンカチ噛みちぎってた。

まじで水出してほしい。水、水をください。

カメチルとグリバブは推しがいないので満遍なくみんなを見ることができるんだけど、普段推しと同じグループだからこそ見ることが少ない悠が超〜可愛くて新発見だった。

悠、ガチ元気!!!

ジャンプの高さどうなっとんだ。打点たっか。ダンスもうめえし元気に走り回るしこの男ライブ大好きじゃん。普通にメロかわいかった。
悠って全身から「ダンスと歌が大好き」というのが溢れ出してて見てて快い気分になる。かなり「元気をくれるアイドル」で、ポップスターとしての地力がビシビシだった。いつもドリドラばっかり見ちゃうから、発見だ。


TEA take

TEA takeにステッキ持たせてくれた方 本当にありがとうございました

 

これは別に聞かなくていいんですけど、私は昔にNEWSというアイドルを推していまして、NEWSさんの曲の中で一番好きな曲がSay Helloという曲だったんですけど、Say Helloのライブパフォがステッキ&ハットだったんですよね。

ほんとうにありがとうございました。



何から書いたらいいかわかんないな、良すぎて。楽と虎於のシャッフルゆえのシンメに脳みそ持ってかれてちょっとまだ言葉になってない。ファビュラス。

私はこの二人の限定ユニならではのシンメ感に(想像上で)以前からかなり萌えてたので、それが最高の演出で目の前にお出しされてしまい、感動で首が捻じ切れるかと思ったね。私には見えていましたね、あのスーツハットリボンの衣装が。見え……見えてたよ。

あのスタライさんでも衣装変えはほとんどないので、3Dライブの衣装替えって難しいんだろうなと思ってるんですが、Vtuber界隈の方とかその辺でモデリングに詳しい方どうですか?(まあスタライは衣装のひらみとかまじでえげつないので比較するのは違うのかもしれないけど…)

既存曲をやるくらいリソースカツカツなチームがおそらく今後パフォーマンスする機会の少ないであろうシャフユニの衣装モデルを新規で作る判断をするとは到底思えないので(もっと作るものあるだろという感じがあるので)贅沢は言いませんが、色違い衣装でシンメする楽と虎於はめちゃくちゃ見たかったな。脳内で補完します。まあ、二次元だしね……(禁句)

楽と虎於ほんとによかったなーー全体MCで「もう一周やるか?付き合うぜ」みたいなこと言ってた虎於、楽に振り入れの粘り強さ褒められたのうれしかったんやろうな、の波動を感じでニコニコしてしまった。この二人マジで好きなんでどっかで語りたいな〜

 

臨時シンメの話はこれくらいにして、七瀬陸の話をしたい。

七瀬陸がすごかった。

Take my roseって楽と虎於はもちろんのこと、百も少し低い声で歌ってるから曲調に対して「可愛い<大人っぽい」印象なんだけど、そんなユニットの中でも陸は100000%かわいいキングの実力を遺憾無く発揮しておりもはや恐ろしいまであった。

どこだったかな。「一目で熱くなるのはメイビー きみも?」らへんのところで歌唱の虎於を挟んで楽とシンメで左右に開くところがあるんだけど、体格差から大きく動かなければならないところをピョーンって音が出そうなくらい可愛く体を伸ばしていて、でもステッキを持ってることによって曲の雰囲気から逸脱せず脱力間のある茶目っけになっていて、まーーーじで天才だと思った

こいつ、自分の得意領域に引き込む鬼だ。しかも相手が百でも虎於でもなく楽とやってるところの嗅覚もすごい。その中でかわいいをやるなら楽との対比が一番いいもんな。意識的にやってるのか天然なのかわからないけど、陸様だった。さすがのスーパーアイドル様。

 

ステッキダンスはずーっと全部可愛かったけど最後の方の「奇跡を大事に育てて」のところでステッキを下から上に押し上げた時は「育ってる……!」って心の中で叫んだ。かわいい。腰ふりに続いて可愛いフリでした🌱

 

全体的に虎於のダンスが振りが大きくて良かったです。あとは楽が陽気なステップ踏んでるところも新鮮でくすぐったかった。
そもそも歌声からしていつもと全然違うのを聞かせてくれるからまじでTake my roseって神曲

 

あ、そうそう。最後にヒールの話をしますね。

楽と虎於って身長差が2センチなんですけど、先述のヒール+厚底によって身長差がけっこう開いてしまっていて、せっかくの173cm⇆173cmと183cmと185cmユニットなのに…!となって咽び泣いていた。さっき書こうとしてたのはこれです。

悔しかった……綺麗なシンメが2組できるところだったのに……



PLAY GAME!!

PLAY GAME!!さん、結婚してください。

リアル好みの男しかいない。リアコ集団PLAY GAME!!。

大好きユニットすぎる。ほんとにいいシャッフルだったね。謹賀新年。

 

ニッコニコ超元気なトウマまーじでよかった。お手振り全身で降ってて世界一かわいい生き物だった。犬?

プレゲさん、4人からみなぎるエネルギーでほぼ無理やりこちらを明るい気持ちにさせてくるパワー感が「アイドル!!!!」って感じがしたな。好きだ、アイドル。「嫌なこと全部忘れて楽しめますかーーー!」のアイドルだ

トウマって白いライトがあんなに似合うアイドルなんだな。ŹOOĻの曲って基本的に白ライト全灯ってほとんどない気がするから、こんなに白ライトが似合うんだって気が付かなかった。

楽しそうに駆け回る犬なのに決めるとこ決めてラップするのちょっとアイドル力が高すぎだ。

あ、サビのホットホット!の振りがこのライブで一番好きな振りでした。プレゲは簡単そうだしカラオケで踊りたい

 

ヒールの話していい?

165cm、174cm、176cmと推定210cmは流石にちょっとフォーメーションに難ありだったなーと見えてしまい、結構見るのがむずかった。あれだけ一人だけ体格差で目立ってると、センターにいないのが違和感だ。私はユニットの立ち姿に異常にこだわるタイプの現場オタクなのでかなり悔しかったな。

せっかくつなしがニコニコで歌ってるのに…と思えて仕方ないので、今からでもMV作りませんか?まじでGGGのMV見たいです。その時は厚底禁止でお願いします。

 

シャフユニ、推しももちろんよかったけど推しが他の人と組むことで自ユニ他メンが見られるのはとても新鮮だった。そりゃ自ユニのメンバーなんだから好きだし見たいし、でも普段は絶対に見れないからね。またやってほしいなシャッフル企画。

 

MC

シャフユニ後のMCで陸か誰かの「配信のみんな見えてるー?」の時に肩寄あってメロチャラい感じでカメラ覗き込んで指さしてたて十と狗丸って配信に映ってますか?

え?あれ配信に映ってる?映ってるよね?

流石に映ってるよね?私このあとこれを見返すために配信買いますけど。映ってなかったらどこかに殴り込みに行ってしまいますけれど

非常にまじでドカメロだった。チャラチャラカメラファンサがあまりにメロすぎてはやくも今年のメロがりof the Yearを受賞しそうだった。この天然爆モテ男コンビが

十と狗丸、とにかく意味がわからんくらい仲が良くて二人で隣にいる間ずっとコソコソ雑談しており、メンズ感を終始( ◜ᴗ◝ )←この顔で見ていた

その二人が仲良くしてる隣で和泉兄弟もずっと二人で話したりアイコンタクトしており、ほんまにプレゲってリアコ集団で最高

 

全体パート

STARDOM GENIUSのフォーメーションが美しすぎて思わず途中で双眼鏡から目を離してしまった。

16人横並びであんなに美しいことある?特に中盤のコンテンポラリーみたいな振りのところと、4列ラインで一人ずつ斜めにズレて姿が見えるようになってくところ、本気で綺麗だった。モデリングが良くなったことにここで一番感激したかも。ステージの奥行きをめちゃくちゃ感じた。

あんなパフォーマンス見せられちゃったらもうめちゃくちゃPieces of The Worldが見たくなっちゃって思わず席で暴れてしまったよ。

私はSTARDOM GENIUS一曲だけで感想を数千文字書くほどSTARDOM GENIUSが大好きな人間なのでもちろんSTARDOM GENIUSの満足度もものすごかったんだけど、今日みたいな美しい16人のフォーメーションを見てしまったらそりゃPieces of The Worldも見たいだろ!いつかぜひお願いします。

 

スタジニでは肉眼を装着していたのでいろんなキャラが見えたんだけど、推し以外だと一織と大和が走って大移動してるところで大興奮した。

大移動大好きマン。カウント振りに間に合うように急いで移動しながらもカッコよく見せることも忘れない(というかそれが体に染み付いてる)プロアイドルがほんとに好き。

特に一織の移動ってめちゃくちゃ足取りが軽くて「運動神経!」って感じがして好きなんだよな。今日は見逃したけどG4Yの時のミスアフェでも好きな移動があったはず。
あと大和みたいな雰囲気大人っぽいキャラが小走りで移動してるのも大好き。まじで大和かなり余裕ないタイミングでステージ横断してて素晴らしかった。

 

ハイタッチ移動の時トウマがぴょんぴょんしつつ上手に移動してるのに対して虎於がちょっときょどってるのあまりに対比でveryよかったありがとう 大人数フォーメーション本当にうめえ〜〜今後もぜひ全体曲はやってほしいです。

 

歌割りの関係でTRGの並びが左から天→楽→龍になってるシーンがしばらくあったんだけど、並びに違和感ありすぎてうわあああああってなってたのですぐに戻ってくれて良かったです。シンメの間に天がいないと発作がすごくて、今薬を切らしているので、今後は気をつけてくださいね。

 

Welcome, Future World!!!は虎於がŹOOĻにサザエさんしてるところしか覚えてない

 

最後アンコ後掃け前のファンサタイムでダブセンがメンズ感のあるおそろいファンサしてて声出ちゃった♡いいぞ〜滲み出るメンズ感たくさんほしいです。リアル雰囲気を感じて深みがすごいので。



おわりに

他にもいろいろと思い出せそうなことがあるんだけど(そもそも配信を見たらさまざま思い出しそうなんだけど)ちょっと眠いので一旦具体の感想はここまでにします。

なんか思い出したらXでポストしよう。長文で感想書くと満足しちゃって全くポストしなくなるからもったいない。後日自垢検索したときに引っかかるようにちゃんとポストしてください。

 

 

そして、以下は感想冒頭に置こうと思って書いてたけど思ったより長いポエムになってしまったので後半に左遷したポエムです。

思想が強め。あとアイドリッシュセブンへの捻じ曲がった愛が強め。

 

 



ポエム!!

 

アイドリッシュセブン VISIBLIVE "HiGH TENSiON FUSiON!!!!”」に昼夜現地入りしてきた。

アイナナの3Dライブと言えば、2024年年明けに幕張メッセで行われた「アイドリッシュセブン VISIBLIVE TOUR “Good 4 You”-HELLO MAKUHARI-」以来、実に丸2年ぶりの現場だ。
2年。もっと言うと、G4Y東京公演からは2年半経っている。
その間にアイドリッシュセブンアプリ本体では新章が始まったり、誕生日やイベント関連企画、配信など色んなコンテンツが更新されてきた。
それで、私はなんというか、この2年半ぶりの3Dライブに、やや祈るような気持ちで入ったように思う。

祈りというか、少し不安だった。

 

レインボーシティ編がはじまったくらいの時期から、私は明確にアイドリッシュセブンに対して「期待をして、ショックを受ける」というコミュニケーションを取るようになった。それまでの私は更新されるコンテンツに対して「興味があるもの」「興味がないもの」という振り分けを行い、興味のあるものだけを食すのみで、何かに落ち込んだりするようなことはなかったはずなのに。

 

アイドリッシュセブンというコンテンツに飛び込んでから2年が経ったころなので、単純に新規の熱が冷めはじめた頃だったのかもしれない。だがそれよりももっとこう、「アイドリッシュセブンがどこに行きたいのか」に対して是や非を感じるようになっていた。

それは裏返すと、アイドリッシュセブンが「どこに行きたいのか」を自分たちなりに宣言しはじめたからということなのかもしれない。

それまでの期間は(ムビナナから新章開始の告知くらいまでは)ただひたすらにアイナナが「終わってしまわないか」を気にしていた。「終わってしまうんじゃないか」と、思っていた。

でも今は”アイナナに終わってほしくないから”という気持ちを盾にして、もっと批判的な、「そっちに行くの!?」とか、「しっかりしてよ」なんて、そんなことを思うようになった。

 

レインボーシティ編が更新された日のふせったーにも書いたのだけど、私はレインボーシティ編の更新内容にかなりショックを受けたタイプの人間で、「もう1~6部のようなアイドルたちの煌めきをリアタイで見ることはできないんだ」と、ひとしきり絶望し凹んでいた。
ぜんぜん今でも引きずっている。メモリアルブック発売の報をうけてさらに凹んだ。

私はもう、ひっくり返ってもアイナナのメインストーリーのリアタイ勢になることはできないんだ。

 

絶望のさなかで、STARDOM GENIUSを聞いて少し持ち直した。

STARDOM GENIUSのフルを聞いたふせったーで、私は、「アイナナの新たなストーリーに期待してもいいのかな、と思わせる力がSTARDOM GENIUSにはある」と言っていた。その言葉に嘘はないし、STARDOM GENIUSのことは本当に大好きだけど、「期待したい」と自分に言い聞かせている部分は少なからずあった。

 

期待したい。

期待、を、超えてくれるかわからない。

今回のライブが。

 

レインボーシティ編のストーリー然り、STARDOM GENIUSのMV然り、現在のアイドリッシュセブンは、「アイドルコンテンツ」としてのクオリティを上げようと日々邁進している(ように見える)。

クリエイティビティやリソースのかけ方、チャレンジをそっち側に振ろうとしていることは最近のコンテンツ傾向から見るに比較的わかりやすい。

だからこそ、その方向性や挑戦の発表会であるこの3Dライブが、このコンテンツが行きたい先である最たる場所にあたるライブが、どんなもんになるのかというのは、正直とても重要なことのように思えたのだ。期待と、同じだけ不安だ。

 

迎えた年明け、3Dライブ前日のA10TiON PLEASE!!!!で見た3Dモデルで心底安心した。想像よりもずっと進化してる!出来がいい!しかも新曲!ハンドマイク!!

あんなモデルを見せられたものだから、昨日(1/11)は楽しみでなかなか寝られなかった。
そのくらい私にとっては嬉しい進化だった。確実に進んでいることがわかる。点と点が線になってその先が見える。アイドリッシュセブンの3Dライブはこの先ももっとよくなっていくんだ。やったあ。

 

迎えた当日、G4Y曲が8曲含まれていたことにちょっとがっかりした前半だった。いや、がっかりというか、ハラハラ…?先にも書いたが、オープニングアクトが記念日曲じゃなかったら当日感じたこの凹み半分になったかもしれないのに。

新しいモデルは素晴らしい、でも、私はG4Yに25公演以上入っているし、円盤も繰り返し視聴している。流石に少し焦ってしまった。既視感がありすぎる。

アイドルたちを見ながらもも「この期待にどう応えてくれるんだろう」「応えてくれるよね…?」と考えてしまっていた。

 

いろいろ書いてしまったが、私はアイドリッシュセブンというコンテンツに対して、「最終的にはどうにか私を喜ばせてくれる」という信頼を置いている。

「アイドルが好きだ」というこの気持ちを、全力で肯定し続けてくれる運営だからだ。

 

このままでは終わらないだろうという信頼。私がSTARDOM GENIUSを聴いた時の、「期待したい」という気持ちはまさにこれなんだろう。

既存曲をこんなにやるなら、後半なんか持ってるんでしょう。出しなよ。ほら、ジャンプしてみな。

 

 

…という記事冒頭を考えていて、あまりに長いし暗いし思想が強すぎたので会えなく文末に左遷した。正月から書くもんじゃねえ。できれば私は「好き」でものごとを語りたい。

結論からすると、アイナナは我々の募った期待感をシャフユニで回収した。
私は非常に満足した気持ちで帰宅し、即日このような感想を書き連ねている。

感想を書いているということは、今日のライブを忘れたくないと思っているということだ。

期待には応えてもらえた。やったね。本当に本当に楽しいライブだった。

 

 

 

期待する、とはどういうことだろうか。

繰り返しになるが、私が思う期待とは、「こいつなら」と信頼することだ。
「好き」だという気持ちを元手にして、担保にして、信頼できる競走馬の馬券を自分の意思で買うことだ。

期待とは、決して、批判して指摘することではないよ。と、思う。
消費者としての評価や批判は適切に存在価値のあるものだ、しかし、それと「期待すること」とはものが違う。どちらもあってしかるべきで、しかし後者の方がきっと楽しい。そして難しい。他者に期待するということは、一定大人としての心と思考の成熟が必要だからだ。

私は期待できる消費者でありたいなと思う。正当な意見を主張しながら、きちんと期待感を言葉にして、好きなところを好きだと言いたい。

キャラが好きで、アイドルが好きで、やっぱりアイナナが大好きだから。

 

期待に応える、とはどういうことだろうか。

求め手の望む通りに動いていても、きっと期待に応えることはできない。
私は仕事柄、数千〜数万人にコンテンツを届ける機会が日常的にあるのだけれど、受け取ってくれる全ての人の要望に応えることは、本当に難しいと感じる。はっきり言って全部に対応することは不可能だ。
自分にとって利益のあるターゲットに絞って偏数をつけたとて、せいぜい80点が関の山。御用聞はいつだって洗練されない。エンタメの世界なら尚更だと思う。

じゃあどうするのかって、届く要望から外した方法で120点を叩き出すしかないのだろう。

自分たちの進む道を指し示し「ここに行くにはこれが必要なんだ」と叫びながら民衆を煽動する。
人間は、特にオタクは、ストーリーや夢に弱い。「あれがしたい」「これがほしい」と言っている人に対して「頑張れ」と応援してしまう性質がある。ましてアイドルを好きになる我々なんて尚更でしょう。

自分たちがユーザーと見たい夢を提示して、ユーザーをそこに連れていく。そうやって一緒に走っていくことで、自分の「批判」が受け入れられなくても、一緒に夢を実現するという満足度を与えることで120%に値するほどのパワーで期待に応えることができるだろう。

 

だから、アイナナには夢を語ってほしい。ユーザーと一緒に見たい夢を。

私は、Pレターよりも3Dモデルの進化にアイナナの夢を感じた。
みんなを喜ばせてやろうという気概を感じるシャフユニにアイナナの夢を感じた。STARDOM GENIUSに夢を感じた。

そういう夢をたくさん提示して、可愛げとクリエイティビティでオタクを未来に連れて行ってほしいのだ。
まだまだ愛していたいので、これからも期待してるよアイドリッシュセブン

 

 

おわり

 

ようやく書き切れたので配信買ってこよーー

 

 

 

 

レインボーシティ編が更新された日のふせったー

fusetter.com

 

STARDOM GENIUSの感想ふせったー

fusetter.com

アイナナのスコアタってガチ勢の人たちだけがやってる素人には難しい廃課金サバイバルゲームでしょ?

※本記事にはイベント攻略的な要素は含まれません。
※詳しいイベントルールは有識者先輩たちのブログやまとめツイートをチェックしてみてね。

 

 

 

 

突然だけど、みなさんには食わず嫌いしてるものってありますか?

 

 

私にはあります。

 

ドラム式洗濯機、バズってる基礎化粧品、フムス、月見バーガー。あとスコアタ。

 

特に月見バーガーね。あれって毎年めっちゃ騒がれてるけどそんな美味しい?
子供の頃に一回食べた記憶あるけど卵パサパサであんま美味しくなかったんだよね。

「やば、食わず嫌いですね〜それ」

半笑いでそう煽るのは職場の同僚だった。普段温厚で人を煽るなんて無縁そうな彼女が心の底から侮蔑したような笑いを見せる姿に、なぜだか無性に恥ずかしい気持ちになった。

 

気がついたら彼女の目の前で食べていた。倍芳醇ふわとろ月見を。舞浜イクスピアリのマクドナルドで。

 

 

 

 

うっっっっっっっっっま。

これが期間限定ってまじ?レギュラーにして欲しいんだけど。

 

 

 

 

 

ということで(?)月見バーガーだけじゃなくてスコアタも食わず嫌いせずにやってみたよ〜という話をします。

食わず嫌いなんて結局いいことないからね。それを好きな人がいると言うことは、必ず素晴らしい要素が存在するってことだ。
月見バーガーの卵はぷりぷりだった。黄身はとろとろだったし、芳醇ふわとろの部分はバターが香って最高の気分になる。
スコアタだってバターの香りがするかもしれないじゃん?

 

 

 

 

最高、君たち3人とも愛してる。

 

 

スコアタって「ガチ勢の人たちだけがやってる素人には難しい廃課金サバイバルゲーム」でしょ?

これはこのエントリーのタイトルだが、実はこれ、まさに5日前までの私の気持ちです。

 

釣りタイトルみたいなことしてごめんって。
でも数日前の私と同じような気持ちを感じている人にほど、そういう人にほど伝えたいことがあるんだ。

 

初めてのスコアタ参加を経験した今、前述のように思っていた自分へ言葉を送るならきっとこう言うだろう。

前略

課金はするけどあんまりゲームしない君

お得に課金したいならスコアタをやろう。


草々

 

 

■「イベントとか正直興味ないけど一旦ガチャだけ引いとこうかな」系課金ユーザー

きっかけはたいしたことではなかった。というか「スコアタはじめよう!」なんて実は今日まで一度も思ってない。
ただ御堂虎於のナナパスデイリーをやろうと思っただけだ。

私は普段ろくにアイナナアプリをやっていない。やっていないどころかひと月で一度もアプリにログインしていない月もある。わりとまじで。
ムビナナでアイナナにハマってから今日まで、一貫して推しの累計とナナパスをちょこちょこっとやるくらいの不真面目なライトユーザーだ。

 

私はソシャゲをいくつかやっていて、そこそこガチャというものが好きなタイプのオタクなんだけど……その中でもアイナナの記念日のガチャって……正直好きじゃないんだよなー………………
だってまともな天井が…………ないじゃん………………

 

 

普段排出率3%、ピックアップも1種類のガチャとかを引いてるもので……天井200連とかのガチャを引いているもので……脅威の推し排出率0.4%の渋さと、まさかの天井のないシステムには正直おいそれとは手を出せずにいた。

だからスコアタ以前に"記念日"というものに対して「ふーん」くらいの構えをとっていた。あえて。お金は有限だし、推しは多い。

まあスコアタやる訳でもないし?仲間内の誰かが引いたら見せてもらおう。お、復刻のほうはスカポ貯まるじゃん。来月のつなし誕と再来月のトウマ誕のためにスカポもらっとくか!くらいに思ってた。

はずだったんだけど………………

今年の自担のカードイラストが大大大大刺さりしちゃった。

ない妄想。

ない妄想2。

 

夜な夜な狂いまくり、「とりあえずアイテム付き有償だけ回しとく?ナナパスやってるとアイドルソウル枯渇しがちだし…?一旦ね?」とちょっとだけ(?)回した。

 

ま……まあまあ、まあまあ常識的な範囲できた。ギリギリ予算内で引けた。ハハハ。

 

 

 

 


……はあ。
ドーパミンに支配される人間ってほんと愚か。

 

 

 

 

ところで記念日イベント、毎度1曲だけたたいてガンスルーしてたんだけど、どうやら累計ポイントでプラチナナコレがもらえるらしい。
おっいいじゃん。貰えるもんはもらいたいよね。せっかくの自ユニイベだしナナパスデイリーやりながら適当にプリンドリンクがぶ飲みしよっかな。

 

 

 

■まあ一周だけ叩いてみるか

ŹOOĻ記念日でもちょろっと叩いてみたんだけど、その時はランキング外の歯牙にもかからん感じだった。
他の記念日はオート用に一曲だけ叩いてあとは配布プリンを適当に使うだけのことしかしてこなかった。

してこなかったんだけど、「そういえば普段ナナパスのウィークリーやるときほぼTRIGGERのカードのみで育成してるしTRIGGER記念日ならBとかCとかいけるんかな?」なんて突然ふと思ったりした。

 

↓普段ナナパスで必死になっている様子↓

ナナパスウィクリーでSS取るのに必死。

誇らしげに自慢するな。

 

 

どうせこの先も累計以外真面目にアプリやることもないし、ナナパスでも使えるっしょと思って適当に引いたシンメの金特攻を特訓して一周おすすめ編成で叩いてみたんだけど、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えっ意外と順位高くない?

 

 

 

 

 

い、いやいや冷静になろう。まだイベント2日目だし、累計と違ってたぶん後半にかけてランキング大暴落するやつだ。(実際それはそう)

いや、でも他グループ記念日とは明らかに違う気がする……。
これ、ナナパスみたい楽曲の色無視してみんな大好きレオパ天入れたらもっとスコア伸びるんじゃないか……?

「みんな大好きレオパ天」とは
TRIGGERの恒常カードで、ハイスコアが出やすい縮小スキル持ちのカード。なんか知らんけどめっちゃスキル発動率が高い。
恒常ではないかもしれないが、きっとあなたの推しGにも「強い」と言われてる縮小カードがあるんじゃないかな。レオパ天はそういうカードです。

 

とりあえずレオパ天を入れてみて、フレンドからも縮小を借りてみる。ŹOOĻ記念日でもらったスコアアップバッジをつけて…

おお!やっぱ伸びるじゃん!やっぱりカード色とか関係ないな!(※あります)
これ、ナナパスと一緒ってことはフルコンボできたらもっと伸びるかな?

 

 

 

 

 

 

■「ハイスコア更新!」私の好きな言葉です!

ゆけっ!屋外ライブ龍之介!

いくらなんでも腹筋がバキバキすぎる。

この屋外ライブ龍之介というカード、まじでこの身を捧げてもいいと思うくらい初心者を救済してくれる最高カード。こいつとレオパ天がいなければ私はナナパスウィークリーを一週もSSにできていない。気がする。

 

正直自分はリズムゲーが心底苦手だ。どれくらい苦手かというと、Acheさえ判定強化・ガードがなければExpertフルコンボできたことがないくらいだめ。まじでやばい。
あんスタだと楽曲レベル26が限界。ツイステはモストロの曲フルコンボできない。

無理なんだよな。リズムよく叩くの。アイナナはその中でも特に合わないと思っている。

 

まあいい。私には屋外龍之介がいるから。
レオパ天とフレンドの縮小を借りて、とにかく屋外龍之介でフルコンボしてみよう。

 

/🎉🎉ハイスコア更新🎉🎉\

 

 

 

あっ!!なんだこれ!気持ち良すぎる…!!

 

 

 

これ、この気持ちよさが文面では伝わらないのがもどかしい。まじで最高なんだけど、スコアタやってない人にどうやったら伝えられるかな。
スコアタやったことない人、20分(長い)だけ私にちょうだい!まじで一回やってみてほしい…!

ランキングが高いかどうかはさておいて、自分の工夫や努力によってハイスコアを更新した瞬間、気持ち良すぎるんだ……!

感覚的にはほぼスポーツ。もしくはゲーム。
ごめんアイナナはゲームだった。(累計初参加の時も言った)

スポーツが好きな人、オリンピックとか見るの好きな人、普段ゲームが好きな人、そうじゃない人、そう言う人たちみんなにやってみてほしい。

でも食指が向かない気持ちも痛いほどわかるんだよね。
スコアタ、「とりあえずやってみよ」のメンタルに対して7曲も叩かなくちゃいけないのと、とにかくルールがわかんないのが正直かなりハードルが高いんだよな〜……

 

 

 

■今さらスコアタのルールについて勉強してみる

何度か叩いてると、同じフルコンボでもかなりスコアに上下があることがわかる。

さらにはまあまあミスった時に大幅にハイスコアを更新したりする。

 

 

なんで!!!!!?

 

 

 

まあまあ落ち着け。これが噂に言う縮小お祈りゲーってやつなんじゃないか。

 

 

 

 

 

 

つまり今の縮小発動の回でフルコンボしてたらもっとスコア更新してたってことだよね!?!?

 

 

 

 

 

 

ハーーーーーー!次!!!次は絶対にベスト出してやる!!!

 

 

 

 

くっそー悔しい。そんで楽しい〜〜!!

 

なんだよこの努力×運ゲーは。そんなの熱くなるに決まってるじゃん。
私は運要素の絡むコンテンツが大好きだ。ポケモンはきゅうしょの概念があるからおもしろいんだよ理論(そんな理論はない)。
悔しいからこそ嬉しいがある。集中できる。トライアンドエラーが加速する!

 

ドーパミンどばどば。快楽物質だばだば。

よーしこのままムキになってひたすらたたくぞ〜〜……!
と息巻いて肩回していたんだが、ふと冷静になり一旦ちゃんとルールを調べてみることにした。

大体のゲームってなにも調べず適当に感覚でやっててもまあ楽しいんだけど、"大枠のデータやシステムを知った上で"適当にやる……のが一番エンジョイできるんじゃないかと思う派の人間。

 

 

 

■俺、そもそもお前(スコアタ)のこと何も知らない

スコアタ、数日前まで本気で「自分には関係ないイベント」だと思ってたから、頭の中に情報が何もない。これまでの人生でスコアタ関連の情報が何も目に入ってきていない。

どのくらい目に入ってないかって、金特効がなんで強いのか、銀特効がどのカードなのかも知らんくらいなにも知らなかった。

というかそもそもスコアのシステムを知らなさすぎる。え……サビってポイント高いんだ……

 

 

 

 

アイナナ スコアタ ルール |検索

 

 

 

 

この世のすべてが書いてある記事を見つけた。

ota-life.com

今年のフラウェの記念日カードまじ大好き。

 

余すことなく超絶わかりやすく書かれた素敵な記事のおかげで、なんとなくのルールは理解できた。

 

あとは記事の細かい内容と睨めっこしたり、大好きなフォロイーがポスト&RPしてくれる情報を見ながら、ビギナーに必要な情報をかき集める。

 

↓自分用覚書き(色々端折ってるのであんまり参考にはならない)
「まじで何も知らないところから始めたんだな」「それでも楽しめるんだな〜」と言うことが伝わったらうれしい

 

 

たぶん普段からアイナナやってる人からすると「この1年なにしてたん?」みたいなことがたくさん書いてある。

 

紹介した記事の内容が難しく感じる人、とにかく効率のいい勉強の仕方が一番知りたいんじゃ!という人はごめん。このエントリーではそれには触れてない。

個人的には最初から細かいことまで全部知った上で体系的に情報を取捨選択したいタイプだから記事系の解説を読み漁ったけど、それ系に対して腰が重い人はXで初心者向けに解説してくれてる人のツリーとかがいい気がする。

私もさっき知ったんだけど、記念日イベントって毎年ルール変わる可能性あるらしいから、Xとかの鮮度高い情報がいいと思う

 

 

 

■スコアタをやると、相対的に課金がお得になる

大枠の仕組みがわかったことで、見えてきたことがひとつあった。

手持ちカードと育成アイテムの重要性、
ひいては日々のプレイの重要性だ。

 

 

スコアタって正直、廃課金勢とリズムゲー上級者が0.数秒の世界で戦う雲の上のハイレベルバトルなんだと思ってた(実際上位勢はそうなんだと思う)

でも違う、これはたぶん日々の累計やあんまり楽しくないミッション系のイベント、ナナパスなどをコツコツこなすことによって自分の手持ちカードを育てていくゲームだ……!

あのね、本音を話してしまい非常に申し訳ないんだが、これまで自分はアイナナのアプリのことを、リズムゲーはおまけのノベルアプリだと思ってたんだよね。たぶん聞く人が聞いたらブチギレられるし、3日くらい学級会が開催されるね。

でも正直そう思ってる人結構いるんじゃないかな……まじごめん…誰かを傷つけたい訳じゃなくてな……個人の印象として言わせてな…………

でも違ったんだよ。アイナナアプリがアイナナの原作であり原液であることは揺るがないとしても、ガチャは顔のいい男を集めて満足するだけのものではなかった。音ゲーはおまけではなかった。たまに累計を走れば推しのシークレットが貰えるだけのアプリではなかった(累計も楽しいのでみんな走ろう!)

 

好きな顔の男のカードを素材と時間をつかって戦略的に育てる箱庭系デッキ育成ゲームだ……!

 

育成ゲーム大好き。一番好きなゲームはファイアーエムブレム、次いでStardew Valley、ポケットモンスター、牧場物語です!

なるほどアイナナってゲームだったんだな〜〜!(累計のときも同じことを言っていた気がする)

 

この「スコアタの悔しさと快感や育成に対するワクワクが性に合っていた」という部分も今回の重要な大発見なのだが、実はそれよりも衝撃的で嬉しかった発見があった。

 

 

いろんなソシャゲをやってるとたまに感じることがある。

「アイナナのアプリがもうちょっとゲームとして楽しかったらなあ……」

だって好きなジャンルには課金したいじゃん。1日でも長く続いてほしいし、作りたいものを作る開発費用にしてほしいし、作ってくれてる人には健康的なご飯を食べていきいきと働いてほしいから。

でも「これは応援の課金!見返りいらない!」の気持ちでする課金って結構限界あるじゃん?「欲しいものにお金を使う、お金を払ったら欲しいものが手に入る」っていうシンプルな消費者としての行動で生活を潤していきたいじゃん。

絵アドももちろんいい、ラビチャもスーパー大事なんだけど、やっぱりゲームとして、カードとして「強いから育成する」っていう要素が加わると急激にソシャゲとしての楽しさが高まるよね。

まあ私にそれを教えてくれたのは他ジャンルなんだけど。

他ジャンルなのがちょっと悔しいよ。お願いだからアイナナにはもっとアプリゲームとしてのおもしろさと諸々のPRに力を入れてほしいと思う……課金だけじゃないって分かってるけど、でもやっぱり私は課金で応援したいし、運営は潤って欲しいし、好きなジャンルはできるだけ盛り上がってたくさんの人に長くいてほしい……それだけを願っているんだ………………

 

で、正直気が付きづらい(と思ってる)アイナナのスコアタの楽しさを知ると、
なんと日々のイベントやナナパスやガチャでもらえるアイテムの"存在価値"に気がつくんですよ。
これがメッッッッチャすごい発見なの。
スコアタを知ると、アプリ内の要素に無駄なことがほとんどないんだって気がつく。

私はおとといまでアイドルキーが何に使うアイテムなのかわかんなくて、累計のアイテム交換でも交換した記憶がない。
選べるアイテムチケットをアイテム交換せずに20枚くらい流した(まじで信じられない)。

なんだよアイナナ、ちゃんと日々のイベントが「おもしろいなにか」につながってるんじゃん……!
ナナパスもお仕事もイベントも、ログインさえ全部スコアタにつながってるんじゃん…!早く言ってよ!!
※大前提今まで気がつかなかった自分が悪い

 

どうしよう、来月からのイベント、今までの1000000000倍のモチベーションで楽しめちゃう……!大好きなアイドリッシュセブンで……!

とってもとってもうれしいよ。本当に。これだけでスコアタをやる価値がある。

今までの課金もこれからの課金も、同じ金額なのに得られる報酬が格段に増えた。
なんてお得なんだ。すごい。カードもアイテムもこんなに知らない価値があったなんて…!

私はまだアイナナに課金できる……!!

 

スコアタをやると、相対的に課金がお得になるんだなって気がついた。
これが今回のイベント一番の報酬です。

 

 

一応念のため保身のために言っておくと、別に私は課金至上主義パーソンではないです。

事実として課金ユーザーなのでどうしても課金勢の楽しみ方での紹介になってしまうけど、たぶん課金しなくても十分楽しめるイベントだと思う。記事内で紹介したレオパ天とか、屋外ライブ龍之介とかは課金じゃなくて手に入れたし。
その辺については無課金微課金での楽しみ方をまとめてくれているXアカウントを見てみてほしい。

私自身が課金が好きで、課金によってコンテンツを応援したいと自ら思っているだけのオタクです。人には人の、乳酸菌。

 

 

 

 

 

■走るぞ、スコアタ!

カードのスキルのことを学んで、「強いよ」って言われてるカードと自分の手持ちカードを見比べてみる……

お?思ったよりいいカードあるんじゃない?

ムビナナ新規、過去記念日カードなんて持っているはずもなく。手元にあるのは誕生日URと累計で特効だったSSRくらい。
ちなみに累計のEasyオートに精を出すためタイマースコアアップにスキルプリンを突っ込んでいる系ライトユーザー。
もちろん手持ちのスキルプリンは全然ない!アイドルソウルもない!追加育成は絶望的!でもなんか行けそうな気がする!

もちろんブローチなんてものはほとんどない。ナナパスでちょろっともらった★2くらいのブローチばっかり。

 

初心者の編成見ても面白い人誰もおらんと思うのでポスト引用で割愛するけど、こんな感じだった。

ちなみに何故かめっっっっっっちゃつよつよのTRIGGER担がたくさんフレンドになってくれていて、フレンド枠はずっとひたすらめちゃつよのカードをお借りしていた……どうして……ありがとう……ほんとにどうして……?

 

 

SUISAIはお題箱とフォロワーにアドバイスもらって最終的にセンターは楽金特効にしてた(撮り忘れた)

 

この編成を引っ提げてガンガン叩いていくぞ〜!!

 

ここから創意工夫の楽しい戦いが始まる。

 

手持ちのデッキを入れてスコア期待値を計算できるツールを使ってみたり(使いこなせなかったから記事内での紹介はやめとく)……

 

お得意の過集中で順位だけたくさん上げてモチベ保ったり(とりあえず前半戦頑張って順位上げとくと比較的モチベが保てるって累計で学んだ)……

 

苦手な譜面にノイローゼ気味になったり……

 

追い込まれてちょっとスピったり……

 

どんなときでも推しの顔にメロったりしていた。

 

何時間叩いてたんだろ〜と思ってスクリーンタイム確認したけどなんかiOSバグってんのかアイナナ起動時間1日2分とか表示されて期間中一番キレそうだったな。そんなわけねえだろ。

 

ミスってやり直しばっかしてたからプレイ時間はわかんないんだけど、スコアアップと緑消しでGOLDを6,200,000くらい使ったっぽい。

このゴールド+ŹOOĻ記念日のアイテム換金で1,800,000交換した。今はすっからかん。

 

平日日中は仕事なうえに期間中は外食の予定が多く、1日平均3〜4時間くらいが限界だった気がする。

周りにスコアタをやってる人がいないので(TLにはすごい人がたくさんいるけど!)自分のプレイ時間が多いのか少ないのかはわかんないけど、体感では累計のSS並に頑張った気がするな……累計ってスコアあんまり関係ないから通話とかしながら叩けるんだけど、スコアタに関しては完全に集中してたたくのでまじでスコアタしてる時はスコアタしかしてなかった。

思いっきり何かに没頭してどっぷり集中するのって楽しいよね、「生きてる!!」って感じする。
あと累計と違って休憩がないから無限に叩けてしまうのが怖くて楽しいルールだった。

集中しすぎて電源が切れるみたいに集中が切れたりした。そんなこと普段なかなかない。

 

"詰める"という概念、「縮小がつながる」という概念

だんだんスコアタに慣れてくると、ハイスコア更新の仕組みが"わかって"くる。

あ、これ、まじで縮小をつなげるゲームだ。

「縮小をつなげる」っていうの、スコアタについての話で目にするし、ルールを理解すると言葉の意味はわかるんだけど(縮小スキルが連続発動すると縮小が適用される秒数がどんどん積み重なっていくので常に縮小状態で叩くことになる=めっちゃスコア出る)それが体感としてわかってきたのは3日目くらいだった。

アイナナのカードスキルには「Perfect数●回ごと」「コンボ●回ごと」「●秒ごと」っていう発動条件があって、だいたい強いのは「Perfect数●回ごと」。

発動条件に最もプレーヤースキルが求められる分スキル発動後の恩恵が大きくて、差がつきやすい。
で、記念日で使う縮小カードはもちろんPerfect数発動。つまり、できるだけ最初からPerfectを重ねて縮小をガンガン発動させる必要がある。

縮小中のPerfect、まじ難しい。でもそこを乗り越えないと「縮小がつながる」の土俵にも立てない。

その土俵に立った上でなおも確率の勝負に勝たなきゃならない。

これさっきのレオパ天のスキル。

レオパ天で考えた時に、40%の確率を引いたあとの縮小している5秒間でさらに次の40%を引かないと絶え間なく縮小状態にすることはできない。(この辺あんまりわかんないけど、)たぶん5秒間に19個のノーツが流れてな来ないこともあるので、もう一枚縮小が欲しいなってなる。

で、レオパ天を2枚入れると…えーと……Perfect19回ごとに80%であってますか……?
えー……自信がないのですが、とにかく確率が上がります。

 

さらに言うとこれ、

縮小に加えて確率でスコアアップが重なるので、まじで確率の上振れまでひたすら粘るゲームだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなん楽しいに決まってるじゃん。

試行回数を稼げ〜〜〜!

 

 

 

 

 

 

神引きするまで叩くんだよ!
神引きした!!楽しい!でもサビでミスってる!つまり伸びしろってこと!!
絶対次は!次こそは!

 

たくさん叩いてると、段々「スキル発動」が見えるようになってくるし、「あ、これ今回いい感じの引きしてる」ってのがわかってくる。
サビ前に縮小ストックして切らさないように、苦手なノーツ並びで判定強化発動したから結構期待できるな、この曲はイントロのノーツが少ないから早めに発動したら結構期待値高い……
曲ごとに縮小の繋がりやすさとかがわかってくると「これはスコア更新いける!」みたいな感覚もつかめてきて楽しい。

 

これがたぶんみんなが言うところの"詰め"に近いやつなのかもしれない。これがね、楽しいんだ。

 

■作戦を練る

前述の通り、私はリズムゲームが得意ではない。
なのでもちろんperfectが取れない。基本good。

最初は「goodでもフルコンボできればいいでしょ♪」とか思ってたんだけど、まじでこれは大きな間違いだった。

goodだとあんまり意味がないんだ。スキル発動条件がperfectのものが多いし、何よりサビボーナス(スコア2倍)はperfectのみの判定らしい。
え?まじ??

絶対perfectとらないとじゃん。む、無理じゃん……。

 

 

 

 

お、屋外龍之介〜〜〜〜><

ほんま大好き。顔も好き。

 

屋外龍之介、コンボを繋ぐだけでBADでもperfectにしれくれる。つまり自らのスキルで繋いだコンボで次のスキル発動試行条件を満たすと言う、なんというスキルの噛み合ったカードなんだ……!(どうやら基礎ステータスはかなり低めなようです)

このルールを知った時点で作戦は決まった。
「屋外龍之介スキルの上振れでperfectを取りながら、縮小とスコアアップの上振れを目指す」

これしかない。

指スキルがないのなら、神確率を引くまで何度でもチャレンジだ。

 

そうと決まれば叩くのみ!と思いきや、今度は編成の壁に躓いた。

2色編成ってなに!?

 

スコアタ、これまで学んだことをおさらいすると要は「縮小発動+スコアアップ発動+コンボボーナス+サビボーナス」がアルティメットスコアたかいたかいモードになるという話だった。

で、アイナナのスコア計算は「その時のノーツの属性に対応した編成の総合属性値のみによって決定する」(つまり緑背景の時は自分の編成の緑のステータスの値のみ換算される)ので、サビ色が途中で変わる曲は楽曲パーセントで一番高い色だけ強くしてもあんまり高スコアが出ない可能性があるということ。

 

???こんがらがってきた。

つまり曲ごとに編成考えなきゃいけないってこと????

 

 

 

何それめっちゃおもしろそうじゃん。また試行回数増えちゃったよ。

 

 

 

人間ってなんでやることが増えるとわくわくしちゃうんだろうね〜 ※ただし失敗が許されて「やることがはっきりしている」場合に限る

 

TLを見てる限り、今年のTRIGGER記念日は混色編成曲が多かったみたいだ。

混色編成、なかなか奥が深いようで、サビ中の色ごとのノーツの数を基準として手持ちのカード次第でどっちの色に寄せるか、時にはどちらか一方の色に染めてしまった方が点数が取れる場合もあるらしい。

……え???ノーツ数えんの?

どうやらノーツって数えるものらしい。動画撮って、一つひとつ。私はど〜〜〜してもやる気が出なかったので数えられなかった。

 

じゃあどうしたかというと、他の楽曲のランキング見て、手持ちだと緑が強そうだなと思ったのと、大正義・屋外龍之介が緑カードなので主には緑寄せで叩いた。

絶対にこの手を離さないよ、離さないでね、屋外龍之介。スキルマにするプリンはないけど。

 

 

■何もわからない、でも楽しい気がする、ひとまずたたく

試行錯誤を楽しみにながらひたすらに叩いていくのだが、終盤、突然のキツさがやってくる。

そう、あまりスコアが伸びなくなってくることによる「飽き」だ。

 

こうなってくると集中が切れてしまい、出るもんも出ない。
個人的にはスコアが伸びないことよりも何よりも己の「飽き」が一番きつかった。

曲がはじまっても早ければ2〜3秒で「あーやめときゃよかった。夕飯何食べよ」みたいに速攻で集中が切れてしまいただGOLDと時間を無駄にすることになるのだ。

 

そんな時に向き合えるのは「好きな曲」と「好きな譜面」だった。

SUISAI、Treasure、My Precious Worldは曲として無限に聞けるから無限に叩ける。
ラスディメは譜面が楽しい テッテケッテケ テッテッテッテケ♪

EVOLUTIONと新曲はしばらく叩きたくないです。

 

 

■スコアタやってみよっかな!と思ってくれた人はここだけでも読んでくれ

ここまで読んで「そんなに言うなら次からスコアタやってみようかな〜?」って言う人に言っておきたいことがある。
これは全部私がスコアタをやってみて「こうしておけばよかったな」と思ったことの列挙だ。
「やっといた方がいいこと」であればそれこそアプリの隅から隅までたくさんあるんだけど、その中でも特に後悔してることだけ書いておくね。

 

・アイドルソウル、まじで貴重
白いきらきらの星のやつね!貴重だからあんまりナナパス編成とかでバンバン使わない方がいい。でも正直個人的には顔が好きな推しのカードには使ってもいいと思う。

・課金に抵抗ないならアイテム付き有償ガチャはやっといて損ない
どうせ引くガチャならアイテム付き有償引いとくといいかも。特に誕生日とかならあんまり損にならないし。チケットの交換だけは忘れずに!!

・ラビットノートとかいうやつ、開けるのちょっと待って
そこで使うアイテム、普段は見ないアイテムだから大丈夫っしょ!と思ってバコバコ開けるとブローチつけれなくなる。私はなった。

・GOLD貯めておこうな
累計で全交換したらGOLDに換金しとこ〜。フレポ交換との塩梅は私もどうしたらいいのかまだよくわかってない。

・選べるアイテムチケットの期限切れに注意せよ
時が戻せるなら戻したいよ

 

他にもデイリーとかお仕事とかやっといた方がいいこといろいろあるし、たぶん自分もわかってないようなことたくさんあるんだけど、この辺は特に「自分の選択のせい」って感じがしたので誰かに二の轍を踏んでほしくない一心で一旦書いておきます。

 

 

 

 

 

■スコアタ初参加、まじで楽しかったな〜

そんな感じで私の人生初スコアタ参加は気づきと楽しさの連続であった。

来年はSとかいけるかな〜〜?

結果はAでした。Aの中だと上に780人くらい、下に1900人くらい。

Sのボーダーまでは900,000点くらい差があって、(ベスト編成だったかどうかは別として)試行回数ではどうにもできない点差だった気がするのでAがめっちゃ適正。
スコアタ歴5日の赤ちゃんとしてはよく頑張った気がする。達成感〜!

 

何度も言うが、私はこれまで全然アイナナのカードは育成してこなかったし(そもそもよくわかってなかったし)ガチャもラビチャのために誕生日と累計に引くくらいだった。
それでも色々と調べて戦略練って何回も気合いで叩いて…ってしたら手持ちでもそれなりに楽しめたし、付け焼き刃でもランキングレースのヒリヒリ感を少しだけ楽しめたと思う。

誕生日と累計だけ引いてる人、結構いるでしょ…?そういう人、スコアタやってみたら案外楽しめるかもしれないよっていうのを声を大にして伝えたい。

 

 

Aって上位10%なんだ!?そんな高いだね!?累計は毎回走ってるのに知らなかった!よく頑張った!

 

 

スコアタ、まじで思ってたより楽しいんだよ。何回でも言う。

5日前まで「私はアイナナのリズムゲーまったく叩けないからな〜」と思ってたのに、こんなに熱中するとは思わなかった。

ゲームとしても楽しめたし、なにより一番はやっぱ「愛してやまないアイドリッシュセブンの本体であるゲームアプリに対する自分の中の価値が爆上がりした」ことが嬉しかったな。

その他にもいろんな気づきのあるイベントだった。
スコアタやってみるとTLのスコアタ勢がめっっっっっっちゃ喜んでくれること(普段まじで孤独のグルメを極めてるのに、みんながたくさん話しかけてくれてうれしかった)とか、スコアタ系の話題に対してみんなが言ってることが理解できたり、TLにいる猛者たちの凄さがわかって改めてすげえ!と思ったり。

年末のブラホワはどんなルールなんだろ、GOLD貯めて頑張ってみよ。
その前に御堂虎於の累計こえ〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

私は去年累計イベントに初参加したときも同じような感想ポストやブログエントリーを書いていたんだけど、その時にもあった事象として「イベント関連のポストが多くなるとフォロワーがわりとごそっと減る」ということがある。

イベント走ってる系のポストって連続するから人によってはうるさく感じるだろうし、情報としては旨みも少ないし(別に普段から旨みのあるポストはしていないんだけど)仕方ないかなと思いつつ、日頃ここまでまとまった数で変動することがないので「やっぱイベント興味ない人いるよね……そうか……」と、ちょっと寂しい気持ちになっていたりする。自分だってつい数日前まで同じようなスタンスだったというのに。なかなか厚かましい感情だ。


まあ正直離れて行った人は「イベント関連ポストがイヤ」というよりは、元からいろんなことを思っていた上でたまたま今回のイベント系のポストが目について離れたのであって、実際はただのきっかけにすぎないのだとは思うんだけど……まあ「そうか……」という気持ちはどうしてもある。
これ、累計のときも全く同じように思ったんだよな〜。
でも正直"そっち側"の気持ちもわかるから余計に「意外とそうでもないかもよ…!」とさみしい気持ちになる。自分だってつい数日前まで同じようなスタンスだったというのに

ちなみに累計の時は「減った数と同じくらい増える」があった。正確にはわからないが今回もおんなじ感じな気がする。
新しく始めた側の人間でも感じる、これ、誰かが新しくスコアタに興味持ってくれるのってたぶんめっちゃうれしいよね。「そうそうアプリって楽しいんだよ!」の気持ちと「わかりづらいからこそその壁を超えた人がいることがうれしい」がある気がする。
きっと明日から私もそちら側だ。

 

「楽しかったな〜。一緒にやろうよ〜」の気持ちと、「わかりづらいしとっつきづらいし、あんまり興味湧かないよね〜わかる」の気持ちの両方がある。

繰り返しになるけど、スコアタをやると総合的にアイナナアプリが楽しめると思うので、スコアタをやる人が増えれば増えるほど自然とアクティブなユーザーが増えて、めちゃくちゃコンテンツ寿命の長期化につながると思っている。

私には「今のルールが適正かどうか」っていうのは正直わからないんだけど、もう少しスコアタのルールや楽しさがわかりやすいといいな〜というのは強く感じた。
「い、意外と楽しいよ……?」とは思うけど、だからと言ってまじで興味のない人にそれを伝えるのが難しいんだ。
せめて…せめて公式がもう少しとっかかりを作ってくれれば……なんでそんな不器用なわけ……!?と思ってしまうね。他のソシャゲをやっていると特に……

だからスコアタ勢はスコアタ始めたユーザーに優しいんだね。

書くか……人生で初めての……運営へのお手紙をさ…………。

 

 

こんなに楽しいのにこんなに楽しさが伝わりにくい(わかりにくい)なんて、歯がゆい話だ。

ガチ勢じゃなくたって案外楽しいし、この楽しんでプレイしているアクションがアイナナの寿命を伸ばすことにつながるのであれば、できるだけ多くの人が同じように楽しさに気がついてくれたらいいな〜と心から思います。

 

特に「イベントは興味ないけど推しのビジュアルに課金してる」ユーザー!そこの君!君はまじでスコアタをやった方がいい。

食わず嫌いってやっぱりもったいない(ブーメラン)

機会があればなんでもやってみれば案外いろいろ豊かになるって学んだ。
もしもそれが自分にとっての楽しさがいまいちだったとしても、それを確かめることに意味があるはずだ。

まあ結局のところはゲームなので、合うか合わないかの相性はどうしてもあると思うけど……

 

 

と言うわけで、私はスコアタ期間中に食わず嫌いしてた月見バーガーを4回食べた。うめえ〜〜
来年もきっとTRIGGER記念日を走りながら月見バーガーを食べていると思います。

みんなも一緒に食べよ、月見バーガー。そんでTRIGGER記念日も一緒に走ろ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■余談

私はできればアイナナのアプリにはサ終してほしくない。無限につづづくアプリなんてないけど。

 

『アイドリッシュセブン』は仲間と共に成長するアイドルをキーコンセプトにしたメディアミックスプロジェクト。
スマートフォーン向けアプリゲームを主軸にし、音楽・LIVE・アニメ・書籍・企業さまとのタイアップと、さまざまなメディアを通したアイドル創出プロジェクト。

──アイドリッシュセブン 公式サイトより引用

公式が「メディアミックスプロジェクト」と言っている以上、もしかしたらアイナナはもはやソシャゲアプリだけが主戦場ではないのかもしれない。

実際のところ、コンテンツ規模に大して企業コラボが盛んだったり、大規模ライブイベントがあったり、グッズのペースも早くなっていたり、アプリ以外でもいろんなプロジェクトが展開されているように思う。

でもやっぱり「常にそこにあるプラットフォーム」としてアプリは大事だと思っている。
ライブは毎週開催されているわけじゃないし、グッズはグッズだけあっても好きの気持ちが継続するわけじゃない。やっぱりリアルタイム性のあるコンテンツだからこそ人が集まるし、人がたくさんいるからこそ熱量も持続しやすい。

「創作しないオタク層」を繋ぎ止めるには、定期的な接点が必要だと思う。現状はそれがソシャゲだと思うんだよな。

まあこの辺は「そもそもソシャゲのビジネスモデルが…」とか「作品コンセプトとターゲットが…」とか「事業方針が…」とか、100人いれば100通りのいろんな意見があると思うので一概には言えないけれど、私はアプリがサ終した世界で今と同じだけ界隈が盛り上がっている様はどうしてもあんまり想像ができないんだ。
自分がアイドルオタク出身だからかもしれない。アイドルオタクは比較的ジャブジャブお金を使うけど、供給がなくなったジャンルにはどこまでもドライなんだよ……。

そんな意見を持っているからと言って「サ終してほしくない」の一心で課金するのには限界がある。残念ながら石油王ではないので。そしてその「気持ち」だけで課金できる人は非常に少ないと思う。

なのでもう少し……もう少しアプリには頑張ってほしいなと思っている。思っているし、できる応援はするよ。PRとエンジニア、少ないのかな。

とりあえずスコアタは最初の一歩を超えれば意外とアプリが楽しくなる可能性があるってことが、一人でも多くの人に伝わったらうれしいなと思ってます。

 

 

↓目次

アイナナってもしかしてゲームですか?

 

※本記事にはイベント攻略的な要素は含まれません。
※詳しいイベントルールは有識者先輩たちのブログやまとめツイートをチェックしてね。ごめん。

 

遡ること10日ほど前、sugaoというイベントが復刻するらしいことを知った。
同時期、X(旧Twitter)のおすすめ欄でこんなような感じのツイートをいくつか見た。

 

「アイナナのことゲームだと思ってない人って多いのかな?」(意訳)

 

特にポストに対して反応したりすることはしなかったので件の発言がどの層の人たちのものだったのかは覚えてないのだが、私はこれを見て

「私はアイナナをゲームだと……思ってないかもな」

という感想を持ったことだけは覚えている。

はっきりと断っておくが、本記事においてこのポスト主に対する意見や他意は全くもってないのでご承知おきいただきたい。というか、今回のイベントを走るきっかけをくれた言葉そのものなので、感謝を伝えたくはてなブログを立ち上げていると言っても過言ではない。

 

私はムビナナからアイナナにハマったいわゆる新規である。加えて、ソシャゲがどうも苦手な人間だ。
毛嫌いしていてアレルギー反応が出るというほどではないが(どうかな…)ログインは続かないし期間限定のイベントというものに興味がわかず、リズムゲームは幼い頃から大の苦手であった。
そして何より、すでに類似のソシャゲフォーマットになれた猛者たちに対して何年間ものビハインドをとっている自分が今更十分に楽しめるのか?という偏屈マインドが私の興味を失わせていた。1ヶ月と持たずアンインストールしたソシャゲは数知れず。

ついでに言うと、私はアイドルオタクである。アイドリッシュセブンというコンテンツ自体もいわゆる「メディアミックスアイドルコンテンツ」だと思っており、ムビナナから入ってG4Yや楽曲を楽しみ、メインストーリーやその他ストーリーは大いに楽しんだものの、ゲームが主体であるコンテンツだとは正直言って微塵も思っていたなかった。
大袈裟ではなく、アプリゲームが主体であるとは微塵も思っていなかったのだ。

ちなみにガシャは好きでよく回している。アプリはガシャを回してラビチャを読むためのプラットフォームであると認識していた。

だから先述のポストを見た時、先述のポストの裏に滲む「アイナナをゲームとして見てなくて、だからイベントに参加しない人も多いのかな」という意図を汲み取った時

「私のことじゃん」

と思ったわけである。

 

sugaoというやつが復刻するらしくて絶望する新規

別にそのことになんの感情も抱かなかった。私のことを言ってるなーくらいの気持ちだった。繰り返すがTwitterのおすすめ欄で見たツイートだったため、フォロイーの発言ではないと言うことでさほど気にしなかった。

そして話は戻るが、sugaoとかいう絵アド爆高イベントが復刻するらしい。
そして、グレードB以上とやらになるとシークレットと言われる表情差分カードがもらえるらしい。
なるほどね?
それはめちゃくちゃ興味があるね。
お知らせを見る。はいはい、前半後半に分けてやるのね。ガシャも一緒に復刻するのね。Bくらいなら初心者でも入れるかな?

 

……推しと推しの日程が被ってるんだが?

 

自分の推しは十龍之介で、八乙女楽(と御堂虎於と四葉環と二階堂大和と千)(と九条天と和泉三月)も推している。のだが、なんとこの二人のイベント日程が一緒なのである。

どっちもほしいんですけど。

この手のランキングイベントでは、上位何%に入れるかというグレード制度の中で最大2枚のシークレットが手に入る。
2枚のシークレットを手にいれるには上位1%に入る必要があるようだった。

 

いや、無理だが。

 

ルールもよく知らん新規がそんなのを目指せるわけないだろ。
加えてTLでこんなようなツイートも見た。

「古参は最大8枚特攻持ってるし、新規で走る人は大変やろなあ」

(これも誰のツイートか忘れてしまった…こちらはフォロイーだった気がするんだけど……)

 

 

いや〜、無理だが?

 

 

弱気構ってちゃん。ではなく、やらない理由を並べてシクレを手に入れられないであろう自分の可哀想さを慰めていた。

 

「俺は去年のマリマリで同じような状態だったけどシクレ手に入れた、いける」

「特攻0枚でもBには入れる可能性ありますよ!」

 

が、頑張れる気がしてきた!!(単細胞)

 

 

なんやかんやで何も考えず当日

イベント頑張ると寝不足になるって聞いてたのに前日3時までTLに貼り付いて、当日の朝は9:30から上映のムビナナ爆音上映に行った。7時起きである。

友人の環担がそこそこ推しのイベントを頑張っているタイプなのだが、彼女曰く「走ると決めたのなら最初の1〜2時間頑張った方がいいよ」と言っていたのでなにも考えずに鵜呑みにした。彼女ののこの助言の意味がわかるのはイベントが始まって1日ほど経ってからのことである。まじでなにもわからず「ふーんお前がそう言うなら」って感じで実行した。

爆速で仕事を片付けて17時ジャストにアプリを開く。

「特攻がとにかく強い」ということだけは知っていたのでとりあえずガシャをぶん回してみた。

出るまで回せば出る!!

 

八乙女楽も出したかったけど30分(意訳)粘っても出なかったので諦めた。
道中で捕まえた他特攻3枚を携えて、いざイベント参加!

ということで、私の初ランキングイベント発走は17:30からとなった。
この時はまだ「SSとか入れたらいいな?入れるのかな?」くらいのはずだったのだが。

 

 

 

 

結論を先に言う。めちゃくちゃ楽しくて全力で走ってしまった。


SSのボーダーは560位だったらしい。いや、余剰。

「やるならとことん」の性格が遺憾無く発揮されてしまった。

 

というわけでここから、ソシャゲ(特にリズムゲー)苦手(というか嫌い)の新規がランキングイベントに夢中になった話を書く。
「イベントって気になるし走ってみたいけど、正直難しいし面倒くさいし手が出ねえ〜」と思ってるそこのあなたに届いてほしい。
「ソシャゲのゲームって正直ゲームっていうより作業なんでしょ?」と思ってるそこのあなたにも届いてほしい。
「結局金で殴るゲームなんでしょ?」と思ってるそこのあなたにも届いてほしい。ごめん、それはそうかも。

でも毎度ガシャには課金してるのにイベント走ってない人いるでしょ!?そう言う人には届いてほしいよ。

 

意外とおもしろいから、これ。

 

 

まず流れてくるノーツが見えない

新規、まずブーストと難易度のどれを選んだらいいかわからない。
そのレベルからである。
「累計ポイントイベント」って言うくらいだからブーストは×3で難易度はexpert+が一番ポイントもらえるんでしょ、わかんないけど。
あ、ブーストってライフ(AP)をたくさん消費するのか。なるほどね。

 

どの曲叩いても一緒なのかな?一旦全曲叩いてみよう。ということで一旦イベント内の全曲expertをお任せ編成で叩いてみた。

いや、まったくたたけん。スコアAとかなんだけど?どうしたらいいのこれ?

最遅テンポに設定しても何がどうなってるのかわからずとりあえずめちゃくちゃに盤面叩くことしかできないんだが。

ここで一回心が折れそうになる。
が、カードのレベルを上げてないことに気がつき「もしかして…?」と思って引いたカードたちをとりあえずレベルマックスにした。
碌に真面目にアプリやってない新規、育成プリンが枯渇する。

急いでドラコレ秋のページに行き、交換してなかったアイテムとプリンを交換した。
とりあえず4枚ともレベルマックスにはできた。ついでによくわからないけど特訓もMAXにしてみた。いわゆるランキングではないイベントはちょこちょことこなしていたので推したちの特訓アイテムはあり、加えてカード育成を全くしていないので各キャラクターの特訓アイテムがたくさんあった。
そして私は今回の前半組にとにかく推しが固まっているので、たまたま全員分の特訓アイテムを持っていた。
サンキュー偶数組。九条天もこっちに来ない?

ところで全くもって話は変わるのだが、私のYouTube musicによると今年私は一番聞いた曲はSUISAIらしい。
そう、私はSUISAIが大好きだ。なんとアイナナにハマったきっかけであるBEAUTIFUL PRAYERより聴いている。
これはSUISAIで叩くしかないな。ついでにそんなに複雑なノーツの並びでもなかったので「これならまだ行けそう」ということでSUISAIを繰り返し叩くことにした。

あとから知ったのだが、イベントごとに獲得ポイント×曲の長さで算出される「ポイント効率曲」というものがあり、SUISAIが今回のsugao復刻前半の最高率曲だったらしい。これは本当にラッキーだった。

最初はこんな感じで走った。



特攻じゃないこの天くんはなんと私がミスをしても4回もパーフェクトにしてくれる最高に優しいカードだ。
ムビナナを初見した日に「つなしさんのピックアップガシャやってる🥳」と思って100連したらつなしさんは来てくれなかったけど天くんが来てくれた思い出の天くんである。

この天くんのスーパーフォローアップもあってか、少しずつ叩けるようになってきた。
レベルを上げて特訓をMAXにしたらスコアはSSで安定するようになってきた。
そしてなんと、粘り強く何度も叩いていると、だんだんと流れてくるノーツが見えるようになってくるのだ。

「こんなの絶対叩けないけど!?」っていうとんでも譜面も、慣れてくるとマジで自然と叩ける。正直叩いてるときの自分の指がどうなってるかは全くわからん。
でも人間の慣れとはすごいもので、頭で理解するよりも先に指が動くようになるのだ。

これが、めちゃくちゃ、楽しい。

前述の通り、私はめちゃくちゃにリズムゲーが苦手だ。毛嫌いしているほどにできない。
そんな自分でもやれば上達するんだ!という驚きと感動でドーパミンがドバドバでた。
ちなみに開始から3時間ちかくフルコンボはできなかった。それでも楽しい。

騙されたと思って好きな曲で繰り返し叩いてみてほしい。楽しいのだ。

「ここ絶対叩けない〜」と思ってた難所がいつのまにか叩けるようになる快感。
なにが起こってるかわからないけど自分の指が勝手に動いてperfectを連発する快感。
右手と左手で違うことができなかったのにできるようになる快感。
さっきまで叩けていたはずのところがノーツが見えるようになると何故か叩けなくなる悔しさ。
もう少しでフルコンボだったのに最後の最後でミスしたときに出る「あー!!」

3〜4時間ほど叩いて集中力が切れ、ここで初めてルールを調べた(遅い)

環担に教えてもらって赤消しとワンレーンパーフェクトをつけるようになった。

叩いているとだんだん苦手なレーンがわかってくるので、ワンレーンパーフェクトがそこを引く運ゲーが始まった。

 

楽しいんだ、これが。

 

普通に「ゲームが上達していく楽しさ」がある。
そして運ゲーが好きなので「次こそ」「次こそは!」「今のは運が悪かっただけ!」と何度も何度も試行回数を増やしていってしまう。

この頃のリザルトが大体こんな感じ。

 

このリザルト画面、ほんと〜〜〜〜〜〜に初見では意味がわからない。

普段イベントを走らない人がどれくらいこのエントリを読んでくれているのかわからないが、このリザルト、マジ意味わかんないよね?

意味わかんないなと思いつつ、自分の上達が楽しすぎて17:30から23:00までぶっ通しで叩き続けた。
見る人が見たらたぶん狂気の沙汰である。

 

でもね、ルールわかんなくても一旦何もわからず叩いてみるのもおすすめ。
ゲーム自体が楽しくなってくると「もっと効率よく順位を上げたい」「何がどう作用してるのか知りたい」って気持ちが自然と湧いてきて、あんなに面倒くさかったルールのリサーチが「やりたいこと」にカットインしてくるからね。

人間、必要に駆られないと勉強なんてしないんだから。
でも勉強したら意味が全てわかるようになる。

さっきの画像とこの画像の違いもわかるようになる。

 

現に私は特に詳しくルールも調べず叩き続けて、いつのまにか100位を切っていた。

 

これは俺スゲーとかそう言うことではなくて、たぶん初日の平日にここまでぶっ通しで叩き続けるひとがそもそも少ないんだと思う。
叩けば叩くほど順位が上がっていき、なんとなくこの辺で停滞した。

 

人間は得ることによる快感より失う恐怖の方が感じやすいらしい

このルール、どうやら休憩時間が設定されているらしく、デフォルトは深夜2時〜8時で設定されているのだが、一旦自分は夜型の人間なので8時〜14時を休憩時間に設定して眠くなるまで叩いてみようと目論んだ。

夜型の人、深夜に叩くのおすすめだ。見たことない順位になれるのでモチベーションが爆あがりする。
ついでにTwitterにしれっと投稿して自慢しちゃお☆
この後どう頑張ってもこれ以上はなかなか上がらなかったのだが、一度この順位まで来てしまうと二桁から落としたくなくなってしまう。
そう、初めに友人の環担が教えてくれた「スタートダッシュせよ」にはこのような利点があったのだ。

 

追いかけるのも楽しいが、順位が落ちないように叩いたり叩かなかったりコントロールするのは精神の余裕がすごい。
まあ4時ごろ早々に寝落ちはしたけど。

 

土日に突入した。
土曜日の昼過ぎに起きるとその日の予定がドタキャンされていた。

なるほど?

普段なら「なんだよ〜」となるドタキャンも、このときばかりは「ちょうどいいな」を感じた。人間とはかくして現金な生き物である。

どのくらい叩いていたかは覚えてないのだが、とりあえず60〜80位くらいをうろうろするスピードで叩いていた。
この頃になると最速一歩手前のテンポでちょこちょこフルコンボが出せるようになってきた。
「もしかしてこのゲーム楽しいかも?」と思って(遅い)追いガシャをした。
八乙女楽は出なかった。

 

日曜日はナンジャタウンに出かけた。
アイナナ仲間と遊んでいるのをいいことに友人の前で叩き続けた。
このあたりから、音楽を聞かなくてもフルコンボが出せるようになってきた。

なんと家で一人で悶々と叩いている時よりスコアがいいのである。
メンタルゲーのゴングがなった。

なるほど。単純作業の繰り返しゲーの真髄とはすなわち己のメンタルとのゲームであるとはよく言ったもので。
友人と会話しながら叩くのは非常に精神衛生が良かった。

テンションが上がってすでに特攻は5枚揃ってるのに追いガシャした。
御堂虎於が出た!!!ありがとう御堂虎於大好き!!

 

ここまでもここからも、順位進捗をTwitter(元X)に投稿し続けた。
今まで全くイベントを走って来なかったのでいきなりイベント順位のスクショをあげまくる新規アカウントに動揺した人も多かったことと思うが、これがモチベーションに大いにつながるのである。

いわゆる「フォロワーに監視してもらってる」と言うやつだ。

余談だが、イベントランキングツイートをし始めてからフォロワーがごそっと減った。か、悲しかった……。
ごめんよ、いきなりイベントの話ばっかりしてうるさかったよね……

だが、そんな人たちの気持ちも正直わかるんだ。
私もイベント走るまではイベント順位のスクショを上げ続けるフォロイーを見て「がんばれ」とは思いつつも、正直「わかんないからつまんないな」と思わないでもなかったから。(すまん)

失ったものは仕方がない。気を取り直して頑張ろう。
初期摩擦を乗り越えた今、今後イベントを走ることもあるだろうし、遅かれ早かれ別れはあったもものとする。

と思ってたら、3日目が終わる頃にはちょうど減った分のフォロワーが増えていた。

「イベントを走ってこそ」勢が……いる……!ようこそ……!(歓喜

 

長時間ゲームができる体質

先ほど少し触れたがもともとゲームが趣味の人間だ。
土日で30時間ゲームするようなタイプなので、ずーっとこの「ゲーム」をやり続けるのは肌にあっていた。

SS取るだけならこんなにやらなくても良かったんだけど、そういう体質だったことに加えて、まじでめちゃくちゃ楽しくってつい全力でやりすぎてしまった。
「楽しい」だけでどこまでいけるかに挑戦したくて頑張ってみたところもあるので、これを見て少しでも「そんなに楽しいなら……」って思ってくれる人、いないかな〜〜〜と言う感じである。

このまま月曜日も火曜日も順位が二桁から落ちてしまわないように緩く叩き続けた。

そして肝心の最終日はなんと別界隈の現場があり、綺麗に100位を取り逃がしたわけなのであった。

終了2分前まで100位だったのに1曲差で追い抜かれちゃったよ〜( ;  ; )

 

 

「イベント走っててえらいね」

イベントって、走ってる人を見ると「えらいな」という印象を持ってしまうのは私だけなのだろうか。
私は普段コンシューマーゲームをするのだが、シーズン制が敷かれているゲームにおいて毎シーズン欠かすことなくプレイしているプレーヤーを見ると「えらいな」もしくは「本当にゲームが好きなんだな、羨ましい」と思うのである。

冒頭の話に戻るが、「アイナナのことゲームだと思ってない人って多いのかな?」と言う話題や「イベント気になるけど…先行利益組に勝てるわけないし…」の気持ちを含むプレイ勢と非プレイ勢の距離を遠ざけているのもこのよくわからない印象が作用している気がしてならないのだ。個人的にはね。あくまで個人的には。

別にアイナナのゲームを、イベントをプレイしている人がえらいと言うことが言いたいわけではない。いや、これを書いたらそう受け取られる可能性が高いことも大いにわかっているつもりなのだが。

でも、どちらかというとこの「モヤモヤの方」を同じように感じている人たちに対して「やってみたら案外いけるし、なんならゲームとしても案外面白いから騙されたと思ってやってみ」と言いたくてこれを今書いている。

走ってみてわかった。走った自分が誇らしいのだ。その誇らしさを裏返すと「えらい」に相当するんだと思う。そんなイベント勢の空気を察知して、イベント走ってない勢の自分も「えらい」の空気に焦れていたんだと思う。

 

アイドリッシュセブン』は仲間と共に成長するアイドルをキーコンセプトにしたメディアミックスプロジェクト。

スマートフォン向けアプリゲームを主軸にし、音楽・LIVE・アニメ・書籍・企業さまとのタイアップと、さまざまなメディアを通したアイドル創出プロジェクトです。

────アイドリッシュセブン公式HPより引用

公式さんもアイドリッシュセブンは「メディアミックスプロジェクト」とおっしゃってますし。
アプリゲームが根幹のプラットフォームであったとしてもゲームしない勢がいたっていい。アイドリッシュセブンは懐の広いコンテンツだから。

かくいう私も、普段は現場最優先のオタクである。
今回はたまたまランキング得点が欲しくて、たまたま5日間の予定がいい感じだったので頑張ってみたが、今後もイベントに全力で向き合うかと言われたらぶっちゃけ「そうでもない」が回答になる人間だ。

でも、きっと次回のイベント参加のハードルは低いだろう。
一旦楽しみ方を知ったからだ。そして走る中でもっとたくさんの知識を得た。
時間効率、ポイント効率、AP効率などなど、奥が深くてやり込める要素がたくさんあるようなので、機会があれば今度こそ二桁を目指してみようかなと思っている。

そんな「ハードルの低い状態」になれた今なら、来年また毎月開催が始まるであろう累計ポイントイベントには大体参加できる気がしている。

 

誰かのそんな最初の一歩になったらいいなという思いと、
こんなに頑張ったこと絶対にブログにしてやるからなの思いで記事を公開する。

推しのシークレットは、いい。マジでいいから。

 

 

 

アイナナはゲームだったよ。

ゲームでもあった。無限に楽しめるなこのコンテンツ。

 

 

 

 

 

 

 

 

(2023/12/5 追記)

苦手意識がなくなれば累計だけじゃなくてスコアで報酬がもらえるナナパスウィークリーもなんかちょっとできるようになる

スコアタとか他のイベントルールも挑戦してみたい気はする

【ネタバレ有】G4Y10/12 18:00公演覚え書き(抜粋ver)

アイドリッシュセブン VISIBLIVE TOUR "Good 4 You"のネタバレを含みます

 

 

 


はじめに書いておきたいことがある。
入ってない公演の話が苦手な人はできれば見ないでほしくて、
新規がわかったようなこと言ってるのが苦手な人も見ないでほしい。
傷つけたくて書いてるわけではないし傷つきたくて書くわけではない。

 

この前置きを書かないと私はこの感想を世の海に放てないと思う。
入っていない公演の話を見て唇を噛んだ経験が一時期の私を多ステ派にしていた。

そしていろんな大切なものを見てないし知ってないし体験していない人間がわかった様なそぶりで激重っぽい感情を語るのを見て、
大なり小なり「コンテンツの冒涜かも」と思ったことがないわけではないからだ。
自分にとって大切なコンテンツであれば尚更。

 

 


きっと円盤に入ると思う。入ってくれ。
できるだけ多くの同担と共有したい。切実に。

 


===

 

この日のことを少しも忘れたくない。
すでに少し記憶が薄らいできていることが口惜しい。
心を名古屋に置いてきたとかそんなことも言えないくらい、昨日も一昨日も忙しくしていた。

人生の中でアイドルの現場に通っていた期間は大して長くはないが、その現場回数は優に50は超えていることだろうと思う。
人によっては大した数字ではないと思うのだが、自分にとっては全てを諳んじられるわけではない時点で「たくさん入ってきたなあ」という印象がある。
一口に現場と言っても形はさまざまあれど、やっぱり中心となるのはライブだ。


行って後悔したライブはない。ひとつもない。
全部素敵な気持ちで帰路に着いていたし、友人と連番したときには必ず「明日からも生きていける」と本気で言い合っていた。

間違いなく全部の現場経験が掛け替えのないものだけど、その中でも特に忘れたくない思い出がいくつかあった。
最初の公演、あの日の仙台公演、
大好きなグループがその形を変えてしまう前の最後のライブ、
2度とこない周年の場で 絶対に泣かないと思ってたメンバーの涙を会場が割れんばかりの声援で励ましたday1。
機材トラブルで音声が流れず、生歌バラードソロを聞いた時の非現実感も、大好きな曲のフルダンスを自担ゼロズレ最前で見た浮遊感も、
今ここには書けないようなことも含めていろんな思い出があって、そんな回の帰り道には「たぶん一生忘れない」と本気で心の底から思っていた。

今私は、その一つもしっかりと思い出せない。

最も古い記憶からは15年経っている。赤子だって高校生になる年月だ。毎時膨大な量の思い出を処理している脳みそなんだし、そりゃ忘れる。
その後も何十回と現場に入っては心を動かされているので、記憶の上書きや混濁も当然あるだろう。
悲しい。絶対に忘れたくないと本気で思っていたのに、人間は絶対に忘れてしまう。
「こんなことがあった回に入ったなあ」と思い出すことはできても、
その日の自分の気持ちや肌で感じた空気、前後には何があって誰と時間を共有したのか、詳細までは思い出せないのだ。

何一つ忘れたくないのに、全て忘れてしまう。
体験って難しいね。

だから覚えてること全部書く。
どんなに強い気持ちを持っていたとしても絶対に忘れてしまうことを知ってるからこそ、必死になって書こうと思う。
どうせ読んだって後から全てを思い出すことはできない。それでも、詳細に書いてあれば想像して思い出した気になることはできることもまた知っている。

2023年10月12日のアイドリッシュセブン VISIBLIVE TOUR "Good 4 You"名古屋公演18時開演回の日のことを、私は忘れたくない。

ちなみに、今更だがこの記事は上記公演、十龍之介の誕生日MC回の参加感想だ。
レポートではなく個人の思い出のメモとして書いているため、正確さなどには欠けるうえ主観中心の内容なので
「当日のことを知る」という目的にはあまり適してない。
まったく冷静なやつじゃないからそこだけはご留意いただきたい。

このエントリは公演前後の感情に絞ったショート版で、
ふせったーにアップした自分用のフルverから文章を抜粋してるのでところどころおかしかったりするかもしれない。


===

 

 

 

もともとこの公演は天担と連番がしたいがための参戦だった。

TRIGGER担と十龍之介の誕生日に合わせで連番したかった。
「名古屋一緒に入ろうよ」と誘った時はまだ「TRIGGER担と連番する」というウキウキ感が強かったように思う。
そこからたった3ヶ月ほどしか経ってないにもかかわらず、この「一緒に入りたい」の気持ちは大きく変わった。


私は彼女よりひと足先に東京公演に入った。
私はこの形式のライブが好きだと思った。そして同時に天担とG4Yに入りたいと思った。どうしても。

「ねえやっぱTRIGGERって最高」が、感じられるライブだと思った。
16人4ユニットおしなべて最高だったけど、どこが一番とかそういうことじゃなくて、
求めていた”最高なTRIGGER”、”これこそがTRIGGERファンが望んでいたTRIGGER”が見られるライブだと思ったという話だ。
それを集約すると「ねえやっぱTRIGGERって最高」となるわけである。伝われ。

 

セトリがいい。パフォーマンスがいい、顔がいい。3人が3人でステージに立ってるだけで、こんなにも最高。
「見たかったTRIGGERだ」「見れるんだ」「3人でステージに立ってる」「会場がTRIGGERに惚れ惚れしている、よすぎる」という感情を持てる。


誰と入ってもどんな公演でも自担さえ見れれば「自担は最高」となれるし、仲のいい友人と入ったら全公演楽しいけど、
「TRIGGERに対する感情を共有する」という回を作ってみたかった。TRIGGERに対する感情が、それだけ自分の中で特有で独特なものだったからだ。

 

お互いかなり無理して仕事を調整したと思う。天担は名古屋で昼食を食べながら仕事をしていた。
我慢できずずっと話しかけてたのでたぶん全く捗らなかったと思う。ごめん、子供で。
うれしくてはしゃいでしまった。

 

TRIGGERの回ごとの変わり曲はTreasure!とIn the meantimeだ。
どちらも最高に好きなのだが、天担とはTreasureが見たかった。
個人的にはミンタイのダンスがめちゃくちゃ好きなんだけど、「え!?Treasure…!?」というTRIGGER担の驚喜と、他担も含めた会場全体がTRIGGERに沸き立ってめろめろになっているあの空間を空気を天担に味わって欲しかったからだ。一緒に味わいたかったからだ。


おそらくセトリはその日の中では交互に変わる。
先に公演から帰ってきた友人一織担からの報告で、自分たちが入る18時回はTreasureの回だろうことが期待できた。うれしい。
天担は今日が初日だ。一切ネタバレを踏まず今日まできた彼女に悟られない様、あまり天担の方を見ないようにしていた。

 

一織担と公演後のご飯の待ち合わせを約束して、2人で入場をした。
2階席の後ろの方だった。S席ではあるものの、おそらくS席の中では最も見えにくい席だったと思う。
3階席が頭上に被る形になるのだが、自分は背が高いからか少しだけメインモニターに屋根が被ってしまっていた。
それでも十分だった。狭い会場では後ろの方だとしても東京公演よりずっと近い。肉眼で見えそう。
あ、またコンタクトの度数上げるの忘れたな。

 

 

千とナギのアナウンス、とっ散らかるかと思ってたのに思ってたよりスマートで甘々だった。
千は大人っぽかったし、ナギもしっかり仕事していてすごくスムーズだった。
ナギの諸注意連絡、片言なのに聞き取りやすくてすごいな。
コンビニからチーズがなくなるよ、の件が好きだ。ファミマのエクレアを無くした思い出が蘇る。

 


いざ開演。

開演演出は何度見てもいい。
友人と連番しているときの「あ、もう開演時間だ」からのoverture、そしてアイドルが出てくる瞬間までの時間が一番テンション上がるかもしれない。あの独特の高揚感は何にも変え難い。

開演演出が終わり会場が静まり返る。個人的にはここで暗転とかしてほしかった。
技術的な問題なのだろうか、暗転ってしないよね、G4Y。


出てくるユニットの順番が回によってばらばらなので緊張する。
一発目TRIGGERだったらどうしよう。
いや、別にいいんだけど。オペラグラス持つ手もまだ疲れてないし目も霞んでないから一番見れるんだけど。
うっかり他のユニットで感動して涙目とかになってしまったら視界不良になるからそれこそ最初の方が見やすいかもしれないけど。
それでも、できれば天担と入るならTRIGGERが締めの回に入りたいなと思っていた。
私自身、TRIGGERラストのあの花火演出を見たことがなかったし。

 

この日の最初はŹOOĻだった。
天担はŹOOĻも好きなので4人のシルエットが映った瞬間「ŹOOĻじゃん!」という声が聞こえてきそうなくらいびっくりしながら双眼鏡を構えていた。
二人とも自担ロックオン野鳥の会スタイル。私もŹOOĻの時は野鳥の会してるので心置きなくバードウォッチしていた。
ŹOOĻのMCは悠かわいがられ回だった。かわいい。
ところで御堂虎於ってソファーで寝れるの?意外なんだけど。


二番手はIDOLiSH7だった。
私はG4Yの環くんのモデリングが好き。顔もダンスも可愛くてかっこいい。

超カワMCの最後にアイナナみんなでぎゅっとなってファンサする時、照れながらも控えめに笑顔で手を振る一織が可愛すぎて声が出た。
最近一織担とがっつり話す機会があったからか、一織が可愛いんだよな……


この瞬間「TRIGGER後半じゃん」と思っていた。これはTRIGGERラストもありえる。
一方で、個人的にはG4YのRe:valeのパフォーマンスが好きなのでRe:valeもいいよねと思っている節もあった。
Re:valeがトリになって最後の演出背負うのもエモくていい。
このメンバーでRe:valeが締めを担うのは納得感というか、先輩としてしっくりくる感じがある。


二人のシルエットが映ってRe:valeが出てきた。
あ、TRIGGER最後だ。
ということはつまりTreasureの最後演出見れるかもしれない。
「TRIGGER最高」に包まれたまま帰れるかもしれない。心が踊る。
天担と二人でTreasureを見て「TRIGGERってやっぱ最高」になれるかもしれない。


この日の二日前に天担とRe:vale担としていた作業通話でRe:vale担が落ちた後に
「そろそろ寝るわ」と言ってから、何の拍子かはじまってしまった私の3〜6部のメインストーリー感想と、
天担のTRIGGERとの出会いと抱えてる感情について朝の5時まで泣きながら話をしていた。深夜のテンションというやつだったと思う。
その時の気持ちが急に蘇る。寝不足で一杯一杯な頭で涙腺が馬鹿になってるのか、
この時点でもう「天担とTreasureが見れる」といううれしさで少し鼻を啜っていた。


Re:valeのセトリはRe-raiseバージョンだった。
やっぱりG4YのRe:valeがすごく好きだ。
百のモデリングが好き。とにかく顔と髪がいい。表情が一番自然な気がする。
千という人間がしっかり運動してることがわかって好き。
二人でステージを広く使いながらシンメトリーダンスしてるの本当に「実力派」って感じがして最高にかっこいい。
Re:valeのダンスモーション、「ん?」と思う瞬間がかなり少ない様に思う。ずっとかっこいい。
MCも可愛くて好きだし、掛け合いギャグも一番自分の好みに合う気がしていた。
シャバーニくんに対抗する千でずっと笑ってた。


ŹOOĻがササゲロセトリでRe:valeがRe-raiseセトリだったので、
隣の天担は「ムビナナセトリだな…クレライか…?」と思ってそうだなと思っていた。
後から聞いたら「思ってた!」とのことだったのでいい意味で裏切れて良かったなと思う。
いや、私は何も裏切ってないけど。
最近ずっと自分が初見の側の立場だったので気が付かなかったが、初見の反応見るのってこういう面白さがあるんだな。
初見にしろ何にしろ、今まで誰かの反応を見るということをあまりしたことがあまりなかったので
「なるほどこれは好きな人もいそうだね」と考えていた。

 

Re:valeが捌けていってTRIGGERの番がやってくる。
天担が何か話しかけて来てたけど「双眼鏡構えなよ」と一蹴してしまった。
自担ロックオン型現場厨、絶対に出捌けが大好きなタイプだろ。静止でせり上がってくる天くんを見ろ。

自分はあえて双眼鏡を構えずにいた。
TRIGGERの3人がステージに立ってる姿が見たくて、自担の大きさを感じたかったから。

きた。

ああ、最高。本当に最高。心がぎゅっとなる。
肋骨の奥の方が物理的にぎゅっとなっている気がする。
はらはらしている時にも似ているときめきが一瞬うわっと込み上げてくる。かっこいい。

3人が立ってるだけでこんなにかっこいい。

心拍数が上がる。天くんの歌い出して堰を切ったように3人が動き始めた。
ああ、アイドルだ。
一挙手一投足をかっこつけてくれる。最高にかっこいい。
リズムをとってるだけでかっこいい。
そのかっこいい立ち姿さえ歴戦の積み重ねで、ミラーの前で自分を見て、
自分の映像を見て研究してきた末の表現そのものなんだと思うと胸が苦しくなる。
本当に、ただステージにいるだけでこんなにかっこいい。
アイドルが立っているところが好きだ。歩いているところが好きだ。踊っているところが好きだ。
こんなにもかっこよくていてくれる。それが感じられるG4Yがめちゃくちゃに好き。

SUISAIのダンス、3人の時間差振り付けが多くて楽しかった。
ムビナナで「そこはヒキで見せてよ!」と思ってた部分がヒキで見れる。つま先まで見れる。頭のてっぺんまで見れる。
つなしさんの長い手足で緩急を感じるダンスが見れること、定点マルチアングルができること、シンメを感じるダンスが見れること、
天くんが二人のセンターにいる華やかさ、ビタッと揃った3人の立ち位置、大きな体を天くんと同じくらい屈ませてるところ、
「逆に天くんは屈みすぎない様にしてたりするのかな」が感じられるこのライブ感、G4Yは、最高。


ムビナナで何度も見たはずのデイブレさえ本当にかっこよくてとてもうれしい。ひれ伏したくなる。
二番のフリで3人が下手に移動する時、つなしさんが振り返って背面向きに移動しながら楽と笑い合う様な振りが好きすぎて「これだけでチケット代くらいの好きがあるな」と思っていた。
3人のフォーメーションがくるくると回るので意外と天くんがオペラグラスの丸い視界の中に入ってきてくれる。
基本的に視線はつなしさんから離せないが、つなしさんと感じの違うダンスが何となく視界の端で捉えられて
「ああ早く天くんと楽さんも見たい」という気持ちになっていた。
「自担以外を見るために当日円盤を買って帰ること」ができたムビナナ、やっぱりちょっとおかしかったよな。

 

 

 


デイブレが終わる、MCがはじまる。
正直な話、この後の出来事のことをしっかりと覚えていない。
公演自体の詳しい内容はおそらくTLに流れている各所のレポの方がうんと正確だろう。
きっとおそらくあれを泣かずに見ていられた人の感想の方が、ずっとずっと正確だと思う。
感じた感情だけが残っている。そして今、すでに薄れ始めている。


MC冒頭、会場共通挨拶のあと天くんが「今日はみんなにお願いがあります」と口火を切った。
MC中もずっとつなしさんを双眼鏡で見ていたので、その言葉に彼が「え?」という困惑した顔で天くんの方を振り返ったのが見えた。

その瞬間に全てがわかってしまった。

つなしさんだけ知らないことだ。つなしさんだけに秘密だったこと。
あのつなしさんがステージの上で本気の困惑を見せている。
少しもコミカルなところがない。少し眉を寄せて、怪訝とさえ言える様な微妙な顔でメンバーの方を見ていた。

うそ、という声が出た。理解した瞬間急速に涙が溢れてくる。
自分でも察しがよくて笑ってしまう。
でもたぶんあの瞬間、会場中の十担だけが泣き始めてたんじゃないかなと思っている。

「今日だけの特別なお願いだ」と楽の声がする。
つなしさんは「え?…ええ?」とずっと上擦った声を出していただ気がする。

「今日だけ」の言葉で確信してしまう。
察した会場から短い悲鳴が上がる。
うそ、ほんとに。本当にやるの?誕生日MC。まさかやるなんて正直少しも期待していなかった。
でもそんな、さっき昼公演から帰ってきた一織担はそんなこと全く顔に出ていなかった。顔に出やすそうな彼女は隠せさなさそうなのに。
入る前の天担と「あるかな?」という会話をしたとき、「ないでしょ」の理由を10以上並べていたくらいなのに。


「今日10月12日は、TRIGGERのメンバー 十龍之介の誕生日です!」


「むり」という声が出た。隣で天担が「え!?え!?」と驚いている。
会場から拍手が起こる。「おめでとー!」という声が一階席から聞こえた。

「会場にいるみんなで一緒に龍の誕生日をお祝いしてほしい」
「みんなでハッピーバースデーを歌いましょう」

天くんに背中を押されてつなしさんがセンターに立つ。
天くんの話始めからここまで、彼はずっと変わらず同じ困り顔をしていた気がする。
席が遠かったうえ、もう涙が止まらなくてよく見えていなかったが、
困惑の表情がずっと変わらず、戸惑いと驚嘆の声以外何も発さないことがあまりにリアルだった。


思わず嗚咽が口をついて出る。本当に本当に、誕生日回の特別MCだ。
つなしさんの誕生日だ。つなしさんの誕生日に彼に会えている。


二人の「せーの」に合わせて会場でハッピーバースデーの歌を歌いはじめた。
ここから本当に記憶が曖昧で、ただ本当に何年かぶりに人目も憚らず「うう〜っ」という声を出して泣いていた。
双眼鏡が構えていられなくなる。
何があっても絶対に双眼鏡を手放さない派の自分が、みんなが感動している時ほど「誰も見てない自担をこの目に焼き付けよう」と思ってフルシカトで自担を凝視しているタイプの自分が、レンズから目を離して顔を覆うしかなくなった。
双眼鏡を下ろした瞬間、会場中のペンライトが青くなっていたのが目に入る。


ああ、無理だ。


会場中がつなしさんを祝福している。
狭いセンチュリーホールの祝福が、何故だか世界中が彼を祝福している様に感じた。
思わず座席に座り込む私に気がついた天担が背中をそっと撫でてくれる。
天担が隣にいる。この空間で隣にいてくれる。

隣の見知らぬ2連悠担が「そうなるよね」とでもいう様な笑い声を漏らしていた。
その笑い方が妙に優しくてさらに泣けてしまう。
さっきまで白かった彼女たちの4本のペンライトが青い光に変わっていて、それさえ堪らなくなってしまう。

 

どうして、二次元なのにこんなに愛おしい。二次元なのにこんなに感動する。
生きてるよ。生きてないの?もう生きてるじゃん。たぶんもう生きてるんだと脳みそが錯覚している。

「実はツアー日程が出た時から天と2人でこっそり計画してたんだ」

天と楽のうれしそうな声が聞こえる。
背中をさする天担が「そうなのー!?」と、二人と同じくうれしそうに喜んでいる。
自分だって集中して見たいはずなのに、ずっと背中と肩に触れていてくれてるのが本当に優しくて、
この人と入れて自分は幸せだと思った。

天と楽が十さんの喜ぶ顔を想像しながら計画していたと思うと愛しさが溢れてくる。
彼の幸せを本気で優先する二人が大好きだ。
驚いてる彼を見てうれしそうに話す二人が大好きだ。TRIGGERのことが大好きだ。

 

この時の自分は本当に本当にアイドリッシュセブンが二次元コンテンツであることを1ミリだって覚えていなくて、
ただただ祝福される自担の姿がうれしかった。
自分が抱えるありったけのおめでとうが、一人で言っても高が知れているはずのおめでとうが、
こんな形で大きくなって本人に伝えられるなんて、なんてうれしいんだろう。
自担におめでとうと言えることが、なんでこんなに幸せなんだろう。
おめでとうって、こんなに幸せな言葉なんだ。


お礼を述べる十さんが涙ぐむ。
自分の涙もここが最高潮で、顔も見れていなければコメントも覚えていない。
本当に悔しいけど、本当に堪えることができなかった。
ライブで泣く人ってたぶんこんな気持ちなんだ。


十さんって、ステージの上で、泣けるんだ。

そんなに生身の自分を出せるんだ。そんなに心の底から喜べるんだ。
十龍之介でいられるんだ。よかったね。よかった。
あの時ステージを守ってよかったね。あの時一人で冷たいステージに立ったアイドルが、ステージの上で泣くほどの幸せを感じている。
大柄な彼の体が小さく見えるほどの大きな大きな祝福に圧倒されて、いっぱいいっぱいになって泣いている。
頑張ったね、よかったね、うれしいよ。かっこいい。
涙が少しも止まらない。おめでとう。
3部初見で泣けなかった分いまここで泣いてるんじゃないかと思うくらい、一人でステージに立った彼の姿を思い浮かべて泣いていた。

「きっとこれから龍の誕生日を迎える度、今日のことを思い出すと思う」

天くんのこの言葉、あまりに生きた人間の言葉すぎて怖い。
この瞬間、これから先の自分の毎年の10月12日の感情が決まってしまった様だった。

十さんがステージの上で祝われている。
世界が十さんに優しい。
世界が彼を愛してくれている。
彼がその足と歌声で守ったステージに立つ彼を、みんなが愛してくれている。
好きな人が幸せだと、人はこんなにうれしいんだ。

かっこいいよ。本当にステージにいてくれてありがとう。
好きでいいんだ。怖いぐらい大好きで時折切なくなるけど、でもこのまま好きでいいんだ。
アイドリッシュセブン、十龍之介のバースデー回をG4Y入れてくれてありがとう。
一人のメンバーとして彼を愛してくれてありがとう。彼のファンを想ってくれてありがとう。

 

「俺はめちゃくちゃ幸せ者です!」

「今日という日を一生忘れません!」

「お返しに、最高のライブを届けます!」

 


3人がスタンバイの位置につくとスタンドマイクが上がってくる。
まだ泣き続ける自分を介護してくれてた天担がそれを見て「え!?Treasure!?」となっていた。
「ごごごめん!」と言って手を離して双眼鏡を構える。
それでいいに決まってるだろ。気にかけてくれるのは本当にうれしいが、なにより集中して見てほしいよ。

「Treasure!」

曲が始まっても自分は双眼鏡を構えられないまま、タオルを取り出してモニターを見つめていた。
さっきまで泣いていた自担が最高にかっこいいパフォーマンスをはじめている。

自分への大きな祝福のうれしさで滲んだ目元を拭って、何百何千時間のダンスをする。
最高に練り上げられた“かっこいい”を見せてくれる。
そういうのが本当に好きだ。そういうアイドルが本当に好きなんだ。
普段はかっこつけてなさそうな生身の人間が、パフォーマンスの時に劇的にかっこよくなるのが大好きだ。
ほんとうに、本当にかっこいい。あのMCのあと踊るのがTreasureなの、ずるいでしょ。

曲が始まっても会場は青いペンライトで埋め尽くされていた。
少しまばらにはなっていたが、ほとんどが青のままだった。
2階席に入れて良かったと思った。この景色を見られて心底うれしいと思った。
祝ってくれてありがとう。お礼を言う側の立場ではないけれど、一緒に祝ってくれる全員を抱きしめたい気持ちになった。
この気持ちはなんだ。経験したことのない気持ちだ。
もとから感受性も感情も乏しい方ではないと思っていたのに、全く知らない感情に出会って困惑している。

 


この気持ちがわからない。十龍之介がただ好きだ。
幸せでいてほしいと心から思う。

どうしてだ、アイドリッシュセブン、どうしてこんなに感情が揺さぶられる。
アイドルが生きてることを突きつけてくる。彼らも人間なんだと見せつけてくる。
彼らも人間だけど、人間を推すことが怖い自分だけど、そんな自分でも彼らを推してもいいんだって教えてくれる。
幸せにできるのかもって教えてくれる。偽りのない裏側を教えてくれる。


最近、TRIGGERに対する感情を言葉にできない。
気持ちを言葉にすることが趣味なのに、今ここに抱えてる感情を言葉にすることができないでいる。
唯一無二で、感じたことがない、名前がつけられない感情だと感じている。
でもこの感情がTRIGGER担となら共有できることに気がついてしまってから、
名前はないのに確かな形として手触りを感じはじめている。

3人が3人で立ってるだけで気持ちが込み上げてくる。
かっこいい、美しい、有難い、どの言葉もしっくりくるし、どの言葉もしっくりこない。
感情の昂りの意味ではなく、崇高とか神聖とか、高潔とか畏いみたいな意味での「尊い」が一番近い気がしている。
近い気がするが、やはりこの気持ちを正確に表している気がしない。

でも同じ気持ちを抱えてる人がいると思っている。TRIGGERが好きな人ならわかるものなのかなとも思ってしまっている。
別に「TRIGGER担がTRIGGERに抱く気持ちが特別高尚」だとかそういうことでは全くなくて、
ただTRIGGERを好きになると、かなり特徴的で限定的な感情体験がそこにある、というだけの話だ。
きっとIDOLiSH7にも、Re:valeにもŹOOĻにも同じ様にそのユニット担だけにしかない感情体験がある。

TRIGGERへの感情は私にとっては未知のものだった。私は正直抱えきれている気がしない。
気持ちが大きすぎて心みたいな何かが削られてしまっている気がする。
同時に同じくらい「好きだ」という気持ちで満たしてくれる。
私より古参の人たちは私よりも何年も、あるいは何ヶ月も前からこの気持ちを抱いているんだと思うと気が遠くなりそうだ。
信じられない。削れすぎて心が残っていなかったりはしないのだろうか。

この言葉にできない独特な感情を、今まで出会ったことがないこの特別な感情を
他人と共有しているという体験が不思議でたまらない。楽しくて少し切ない。
この尊さを好きだと感じるその心が大好きになる。その感性が大好きになる。
自分のこの心が好きだから、同じ心を持ってる同ユニ担が言いようのないくらい大好きだ。
あなたもこれが好きな人間なんだね。これを受け取ったらこれを感じてこれが一番になる人なんだね。
こんな複雑な気持ち、無数の人と共有できるんだ。

私は本当に最近この気持ちを知った。知った瞬間抱えきれなくなった。
好きな気持ちに抗えない。好きな気持ちに理由が見つけられない。
TRIGGERという形を認識したときにはもう、TRIGGERというものに自然と「特別好きなもの」のタグがついていた。
人生史上一番言葉にできないこの感情を誰かと共有していることが、こんなに切実にうれしい。
名前のない感情すぎて受け止めるのに体力がいる。
これを何年も推してる人の感情、リアタイしてきた人の感情、いったいどうなってるんだろう。
シンプルに尊敬する。

こんなに心を使って推してしまうTRIGGERのこと、何年も推した先の自分がどうなってるのか想像ができない。

 

 

公演が終わる。TRIGGERの3人が挨拶をして捌けていった。
エンディング演出でキービジュアルのつなしさんが出てきてまた涙が溢れてくる。自分はこの顔に本当に弱い。
涙と疲労感で席に座り込む。
千とナギが送り出しのアナウンスをしてくれて、会場中が出口へと向かった。


自分は十さん色のタオルに顔を埋め、立ち上がれないでいた。
隣の悠担のお姉さんが「私も感動した」とつぶやく。
連番相手と話しているのか自分を見て言ってるのかわからないけど、正直なその言葉が無性にうれしくてこのお姉さんが隣でよかったなと思った。

4つ隣くらいに入ってたシンメ担のお姉さんは生きてるかな。
顔を上げて確認する余裕はないけど、この会場で今この感情を共有していると思うとなぜかお姉さんにも「おめでとう」の気持ちになった。

 

何十回と現場に入ってきた中で、初めて号泣した。
それは別に今までで一番感動したからとか、順位がついているわけではなく
きっとこれがアイドリッシュセブンというコンテンツの現場で、
十龍之介が担当だという環境が揃ったことで自分の中の条件が満ちて泣けたんだと思う。


アイドリッシュセブンは二次元のコンテンツだ、その事実は揺るがないし「生きてるじゃん」という気持ちを抱えながらも、生きてない彼らに安心感を抱いて推すことになる。
生きていないことにもどかしさを感じながらも、生きていないからこそ私たちは彼らを好きな様に推せる。
彼らが生きていては知ることができないことが知れる。

 

今までのライブで泣けなかったのは、「私には知らないことがある」という意識が少なからずあったからだったと思う。
生きてる彼らを見ている私たちは、彼らが日頃何を考え何を話し、どんな生き方をしているかリアルには知らない。
知らないことがあるという意識から、
自担が世界に祝福されていたとしてもそのうれしさに対してわたしは手触りを感じることができずにいた。んだと思う。
手触りを感じることができた今だからこう言える。

私が絶対に知ることができないこと、生きているアイドルの感情。生身の人間の姿。
彼らが現実に生きている人間である限りその全てに揺るがない“正解”があって、
その正解は彼ら以外絶対に知りようがないのだ。
どれだけ私が情報をかき集めても、距離が近くなっても、違う生きてる人間である限り憶測の域を超えない。
頭に浮かぶ憶測は全く違うものなのかもしれない。「見当違いなことを想像することは失礼なのかもしれない」という一抹の不安が、自分に“泣くほどの当事者意識”を持たせずにいた。
世界で一番幸せな傍観者でいさせてくれる、アイドルコンテンツを今も愛している。


だけど今、生きていないアイドルを推している。
今まで絶対に見ることができなかった、彼らのアイドルとしてではない生活する人間としての姿を今は見られている。
彼らの感情を推しはかることが、仮に間違っていても罪ではないと感じることができている。
解釈違い、作者の考え、舞台設定。もちろん正解不正解みたいなものがあるけど、それも含めて解釈することが許されるのがストーリーコンテンツだと思える。
描かれていない部分が描かれていないままの間は「読者に委ねられている」と感じることができる。
むしろ自分は、「生きてる他人の人生で」その推測をするのが生理的に無理だったのかもしれない。


今、思いっきり泣ける。思いっきり推せる。
新規のファン体験なんてほんのわずかで、諸先輩方に比べたら当事者の意識を持つことさえ生意気で図々しいことなんだと思う。
まあでも体験に人との比較なんて関係ないよね。
私は私が私自身に引け目を感じず、罪の意識を持たず後ろめたさを感じずに推せることが、このリミッターを外すことに必要だったんだと知った。

 


十龍之介が好きだ。
好きだという気持ちで身体が支配されることはこれまでも何度も経験してきたのに、好きだという気持ちで身体のコントロールを失ったり、「どこかで冷めた気持ち」を失ったことはなかった。
こんな気持ちにさせてくるアイドリッシュセブンが少し怖い。
こんな短期間で、こんなに大きな感情を持つことができるんだ。
この歳になって、今まで自分が出会ったことのない感情を持つことができるんだ。すでに出会った当初の冷静さはなくなってしまったように思う。
俯瞰の視点は薄れてきているように思う。
軽々しくTRIGGERの話ができなくなってしまった。こんなはずじゃなかったのに。

新規の熱量は特別なものじゃん、そこが一番アツアツで、そこから少しずつ落ち着いていくんじゃないの?自分の定位置が定まって生活に馴染んでいくんじゃないの?
なのにどうして最初よりずっと重たい感情を持ってしまってるんだ。
アイドリッシュセブンに出会って、TRIGGERに出会って、十龍之介に出会って、
簡単に人生を変えようとしている自分が怖い。

 

昼公演に入った一織担と連絡していると特別MCが夜公演のみだったという事実を知る。今日の全公演そうだとばかり思っていたので衝撃を受けた。
その日の最後公演のみって、そんなところまでリアルアイドルと一緒なんだ。

同時に、「見てない十担もいるんだ」という気持ちになる。
「入れた側」「入れなかった側」でいえば、私は「入れなかった側」の経験の方が圧倒的に多い。
感情のロックが外れた心で共感を得てしまい、ものすごくセンチメンタルになった。

ライブは素晴らしいものだけど、同じくらいつらい気持ちにもなるものだ。
だからこそ現場好きは現場に取り憑かれている。
現場厨をしていたころの自分を思い出す。
あまり意固地にならずに楽しめていたと思うが、全通している時の気持ちよさの大部分は
実は「見てない公演がない安心感」だったんじゃないかなと今は思っている。

 


十龍之介は生きていない。
それでもたしかにあの瞬間、涙が溢れ出した一瞬だけは心の底から彼が生きていていると脳みそが思い込んでいた。
全部を忘れる没入感があった。リアルアイドルで踏みとどまっていた夢中の世界があった。

これが楽しいかどうかは正直わからない。
「十龍之介に出会わなければこんな気持ちを抱えることはなかったのに」と思ったことは短い期間で1度や2度ではない。

とんでもないコンテンツだと思う。
一番触れられたくなかった罪の意識をコンテンツ化して訴求してくるのも、
人生最大の推しを提供してくるのも全く同じ一つのコンテンツであると言うことの自分の中での矛盾がすごい。

初めて出会う感情が多すぎて上手く捉えきれない。
言葉が出てこない。言葉にしておかないと忘れてしまうのに。

十数回一緒にライブに入ったあの子も、見ず知らずの隣のお姉さんも、
他ユニ現場でスタンド席から泣き崩れる姿が見えたアリーナ席のお姉さんも、
みんなこんな気持ちで泣いてたのかな。そうなのかもしれない。

 



言葉にならなかった感情については己の力不足を呪うとして、書けることは全部書いた、気がする。
記した様な膨大な感情の波を一気に感じてキャパオーバーで泣き崩れてしまったんだと思った。
ライブで泣く体験ってこんな感じなんだ。ドルオタとしての実績が解除された気分だ。

アイドリッシュセブン、これからはどんな感情に出会わせてくれるんだろう。
かなり怖くて、少し期待してしまっている。

 

 

そしてどうかお願いです。映像化してください。
一人でも多くの同担に見てほしい。一人でも多くの同担に十龍之介の幸せを見てほしい。
もっと大きな心を抱えてる同担に、きっとこの日のことが届いてほしい。
付き合いは短いけど、確かな信頼を感じ始めているアイドリッシュセブンなら収録してくれるって、信じてるよ。

ムビナナと駆けてきた100日の夏

 

 

推しは推せるときに推せとはよく言ったもので

 

 

 

推し環境を取り巻くさまざまなコンテクストを内包した、秀逸な言葉だ。

 

世は大・推し文化時代。“推し”という言葉の定義は千差万別。
人の数だけ人生があるように、オタクの数だけ推しへの想いがある。

それでもオタク誰しもに共通した認識として揺るがないのは、“推し”は愛情を注ぎ生活を潤す、かけがえのない大切な存在だということだ。
人は一度推しというものに触れてしまうと、もう2度と、推しのいる人生を知らなかった頃に戻ることができない。
仮にオタクを卒業することがあったとしても、あの頃のきらきらと輝く日々を思い出しては「そんなこともあったなあ」という気持ちになる他ない。
推しと出会ってしまった時点で「推しの存在しなかった人生」はとっくに途切れているのだ。

 

 

 

 

劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD


通称 ムビナナ。
私の生活に再び彩度を取り戻してくれた大切な映画となった。

本日大千秋楽。ライブオーラス。
溢れんばかりの感謝と気持ちを綴り、忘れたくないこの夏の思い出を密閉保存しようと思う。


Twitter(現X)アカウントがシャドウバンされるもんだから解除まで騒げなくってさ……どうしてこのタイミングなんだ……という行き場のない気持ちもぶつけます。これも思い出。ハ〜腹立つ。

 

 

 

 

 

 

忘れたくても一生忘れられない、100日前、ムビナナ初見。
急転直下で十龍之介に恋に落ちた。

 

これは特技なのだが、実は自分、映像記憶力がかなり良い方だ。と思う。
連れて行ってくれた先輩と待ち合わせたバルトまでの道とか、DAY1DAY2ハシゴの合間に買ったホットドックのこととか、そのあと暗くなるまで喋ったサンマルクのことを、今でもまだ脳内で再生できるくらい鮮明に覚えている。

それでももう、思い出せないことがある。

あの日の自分は、一体どんな気持ちでムビナナを見ていたんだろう。
衝撃的な雷に打たれたあの日の自分は、まだ彼らのことをなにも知らなかったあの日の自分は、どんな感情でスクリーンを見ていたんだろう。
今となっては見えるものが多すぎて、あの時の自分が何を見て何を感じていたか、実はあまり思い出せない。
思い出すには濃すぎる日々を過ごしてきた。

 

 

 

メインストーリーを読破した。

初見からすぐ、「この人たちの人となりを知りたい」と思ってメインストーリーを読んだ。
2日間かけて第3部まで一気に読んだ。その1週間後、4部まで読んだ。

そして私はメインストーリーを読めなくなった。

別に意識していたわけでもないし、感想を書くまで読まないと決めていたわけでもない。
それでもなぜか次に進む気になれなかった。私にとって3部と4部は、そういう話だった。

5部を読む決心をつけるのに2ヶ月かかった。それでも読んだ。無理やり読んだ。5部後の世界でムビナナが見たかったから。

見てよかった。見れてよかった。
そして5部と6部を読了した。

 

 

人生で初めて、ネタバレを踏みたくないと思った。

3部読了後、4部読了後、5部読了後、6部読了後、それぞれのタイミングでムビナナを見に行った。
これは確実に言えることだけど、いろんなムビナナの中でも、6部後のムビナナが1番好きだ。

人生初の応援上映、人生初の舞台挨拶、人生初のDolby Cinema、人生初の4DX、人生初のミッドナイト上映、人生初のツイートOK応援上映、人生初の楽器OK応援上映

朝8時台の映画を初めて見た。仕事帰りに映画を初めて見た。
気付けば劇場視聴回数はちょうど30回になった。
この先、人生でこんなに同じ映画を何度も見ることがあるんだろうか。
もしあるとしたら、それはムビナナ2になるんじゃないかな。

 

 

 

7月の頭にDAY1DAY2の本編Blu-rayを手に入れた。

購入してからというもの、毎日欠かさず美プレを見て過ごしている。
朝ベッドで目が覚めた時、起き上がるまでの間にBEAUTIFUL PRAYERを見て目を覚ますようになった。
美プレ、何度見てもいい。何度見ても目が覚めるし、1日のスタートを最高の気持ちで迎えられる。目が覚めたら美プレが見れると思うと明日が来るのも悪くない気がする。
落ち込んでる時に見るのもいい。4分で確実に気持ちがポジティブになる。
尊いコンテンツが万病に効くというような大袈裟オタクの構文があるが、あながち間違っていないのかもしれない。美プレは本当に何かに作用してる気がする。

 

コンテンツにハマってからというもの、今日までの間あまり寝ていないように思う。にも関わらず、以前より体の調子がいい。
原因不明の頭痛はあまり感じなくなったし、出掛けるようになったからか体重も少し落ちた。今まで真夏は全く家から出なかったというのに。
これが健康なのかどうかは分からないが、この歳になって身長が去年より1.8センチ伸びた。
ムビナナを摂取すると身長が伸びます。
この事象に対して友人が「担タレ?」と言ってきた時はさすがに笑いが堪えきれなかった。
無意識に体が憧れの十龍之介に近づこうとしている。

 

 

 

ムビナナを一緒に見に行く、いつものメンバーがいる。

私以外のメンバーは私がアイナナにハマる以前から何年も一緒にコンテンツを楽しんでおり、そこに私が加わった形だ。
4人いる。2人はもともとリアルの友人で、もう2人は友人の友人。
アイナナにハマる前はほとんど交流がなかったのに、この100日間で何度会ったんだろうか。

毎日欠かさずアイナナについてチャットした。
1週間会えないと変な心地がした。多い時は週5で会って遊んだ。

「次の予定立てようよ」

「大学生かよ」

50回はお互いを揶揄して言い合った。
まだ出会って数ヶ月しか経っていないのが信じられないくらい、旧友のような関係性を感じている。

 

 

 

一人の友人が主催してくれて、みんなでアイナナ合宿をした。

一泊二日、宿泊の用意を持ってムビナナを見て、そのまま泊まり込みでナナライの円盤鑑賞会をした。
自宅を提供してくれた友人が自前のスクリーンを作りプロジェクターをレンタルしてくれた時はさすがにびっくりして笑いが止まらなかった。
楽しい。アイナナがある生活、本当に楽しい。

 

 

 

ふらっと立ち寄った店でオーシャンブルーのものがよく目に入るようになった。

黒のキルティングをよく身につけるようになった。ドイエベなのにシルバーのアクセサリーをつけるようになった。
アクセサリーを自作するようになった。何を買うにも推しのことを考えるようになった。

 

 

 

自分にはあまり理解ができないと思ってたぬい文化に出会った。

ドンぬいモンぬいねんどろ、今自宅には合わせて5体のつなしさんがいる。ねんどろはぬいではないな。
推しの顔を身につける文化など自分には縁遠いと思っていたのに、缶バッチを買ってロゼットを作った。
アクスタを買った。ペンラを買った。100円ショップに寄ったら単4電池と硬質カードケースを大量に買うようになった。

 

 

 

仕事が変わった。外勤から内勤に変えた。

時間に融通が聞いてプライベートの時間が確保でき、満足いく待遇の仕事に転職した。

 

 

ルームシェアをやめた。

一人暮らしの方が存分にオタクできると思って、同居を解消して一人の部屋を手に入れた。

 

 

なにも分からずG4Yのチケットに申し込んだ。

人生で初めて3DCGライブを見た。
3Dに人は熱狂できる。下半期は全国へ飛ぶ。

 

 

人生で初めて、同人誌即売会に行った。
人生で初めて同人誌を手に取った。

自分の中での二次創作の意味と価値が変わった。
こんなに愛しているキャラクターを、こんなに愛して、こんな気持ちになれる。コンテンツというものの概念がガラッと変わった。

 

 

 

 

文章を書くことを再開した。

もう2度と自分が感じた何かの気持ちをこうして文章に起こすことはないと思っていた。
あの頃のように、書かなきゃいられない気持ちになるなんて思っていなかった。

 

 

好きなものについて文章を書くとき、心のそのままに全てを書いてしまう。裸のまま心の柔らかいところを、ほとんど丸ごと言葉にして残してしまう。“感想”で少しでも見栄を張ると、濁ってしまう気がして身動きがとれない。それでしか好きなものを語れない。もちろん傷がつきやすい。でもどうしてもその方が伝わる気がする。
こんなノーガード戦法の文章を、まさかもう一度誰かに発信したいと思う日が来るとは思わなかった。もう2度と書かないと思っていた。
我慢ができない。誰かに聞いてほしい。自分の好きなアイドルのことを、推しのことを。こんなに魅力的でこんなにかっこいいよって、人に伝わる形にしたい。それだけのために書く。

その昔、好きになったアイドルの知名度がまだ低かったことがある。「誰?」と言われたことがある。
絶対絶対絶対、絶対にかっこいいのに。「誰が好きなの?」と聞かれて答える幼い私は、なぜか少し恥ずかしい気持ちになった。
そして恥ずかしい気持ちになったことが悔しかった。こんなに好きな人のことを話して、何を恥ずかしいことがあろう。

それでもティーンで多感な自分には、時に半笑い、時に苦笑いで「知らないなあ」と言われるのが怖かった。
だからブログを書いた。自分がかっこいいと思うところを、持ちうる限りの語彙を使って必死で書き殴った。

たくさんの人に見られなくてもいい。自分が支持されなくていい。
ほとんどは思い出の記録として書いている。でも一つだけ違う気持ちを乗せているのだとすれば、それは今も昔も「一人でも多くの人に好きなアイドルのことを想ってほしい」という気持ちだった。
「わかる、そこがかっこいいよね」
「なるほどそこがかっこいいんだ」
そう思って欲しかった。
刺され。刺され。刺され!かっこいいって気付け。世界一かっこいいって、気づけ!

やっぱり自分はアイドルを好きになると、自分が見た“かっこいい”を言葉にすることがやめられない。
自分が目にした魅力的な存在が知れ渡っていくことが、元々好きだった人が再度共感の声を上げてくれることが、何よりうれしくてやめられない。

 

 

 

このままROM専になっていくんだなと思っていたSNSを再開した。
毎日何かの情報を得て、毎日何かを発信している。

自分が好きだったことを思い出すように、あの頃みたいにTLに常駐している。

 

 

 

何年ぶりかに絵を描いた。

趣味で描くもんかと思っていたのに、言葉で言い表せない感情がありすぎて、表現の手段を増やしたいと思った。

表現の手段が増やしたいなんて、もう思わないんだと思ってた。
表現のことなんて、この先考えないんだと思ってた。

 

 

 

 

次元の違うキャラクターという存在に、こんな気持ちを抱くことがある。
次元の違うキャラクターという存在を、こんなに好きになれる。

十龍之介のことが本当に大好きだ。それどころか日に日に好きになる。
どんどんかっこいいところが見つかる。メロメロのまま今日まで来た。

これ以上ないくらい衝撃的な落ち方をしたのに、まさか100日後にはさらに大きな気持ちを抱えているとは思わなかった。

 

 

 

趣味の友人を持つことはこんなにも楽しい。
そうだ、趣味の知り合いがSNSで徐々に増えていく感じ、昔は確かに楽しかった。

新しい出会いがあった。大人になっても、仕事以外でも気の合う人と出会うことはある。
映画館にいくと会える人がいる。TLで会える人がいる。初対面なのに最初から意気投合できる人がいる。
テキストコミュニケーションじゃ足りなくて、夜な夜な通話する人がいる。

前からいる人、戻ってきた人、これから知る人、一方的に知ってる人、一方的に知られてる人、いろんな人がいて、みんなアイナナが好きなんだと思うとめちゃくちゃ楽しいよ。

コンテンツにハマるって、自分にとってこういうことだったわ。

 

 

 

アイナナに出会わなければ気が付かなかったことがたくさんある。
アイナナに出会わなければ2度と触れることはないと思ってたことがたくさんある。

彩度の落ちた生活の中で、それでも毎日は楽しいし、きっと大人になるってこういうことなんだと思い続けて暮らしていったんだと思う。
心の底から納得してたし、幸せだと思って過ごしていた。

今、朝目が覚めた瞬間からアイナナのことを考えている。夜寝るその瞬間までアイナナのことを考えている。

生活に余白がなくなった。代わりに溢れんばかりの感情を手に入れた。それがこんなにも楽しい。

 

あの日ムビナナを見に行ったことが、自分の人生の分岐点すぎる。

 

 

ムビナナという存在、十龍之介という存在、アイドリッシュセブンという存在が、自分の中であまりに大きい。あまりに素敵で大切だ。

 

 

 

 

ムビナナを見て、感動するようになった。

アイドルに対する抗えない好きの気持ちと、この夏の思い出に対する気持ちが混在する。言葉にできない思いを感じる。90分でいつも違う気持ちを抱かせてくれる。
応援上映もドルシネも4DXも、会場や入ってる人で思い出が全部違う。

ペンラを振る日、振れない日。友人と入る日、一人で入る日。元気な応援上映、朝イチで眠い応援上映。今日なんか泣けた。今日なんかかっこよかった。今日はちょっと眠かった。

特典がもらえるとうれしい。なんと特典がもらえなくても楽しい。

初めていく映画館、すっかり行き慣れた映画館。お気に入りの映画館、なぜかチケットが取りやすい映画館。

アイドリッシュセブンとアイドルに対する気持ちだけではなくて、100日間の思い出も内包されて降りかかってくる。

ムビナナが好きだ。ムビナナとの思い出が大好きだ。

 

 



すっかり変わってしまったムビナナの体験が、時々切なくなる時がある。
たった100日でこんなに変わってしまった。あの時の自分の気持ちを思い出せない。

自分をこんなに変えてしまうコンテンツとの出会いは、さぞ鮮明で、さぞ強烈で、さぞときめきがあったことだろう。

 

アイドリッシュセブンというコンテンツ、ときどき心が苦しくなることがある。

コンテンツメッセージが複雑で、こちらも複雑に受け取る必要がある。
そんな時、初見のあのときを思い出したくなる。

教えてほしい。思い出したい。

こんなに人を狂わせた十龍之介に恋したあのときの気持ちを、もう一度思い出したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、思ったところに初見感想、置いておきます。

 

 

senobiiii.hatenablog.com

 

 

これ見たらちょっと思い出せるから、やっぱり感想を形に残しておくのはいい。みんなもやろ、そして見せて。

 

 

残しておくのはいいなと思ったので、この100日のことも書いておくことにした。

ありがとう、ムビナナ。ありがとう、友人たち。ありがとう、十龍之介。

 

 

 

「推しは推せるときに推せ」

 

それはひとえに、推しがいなくなってしまうことを危惧するだけの言葉ではない。

今この時、この瞬間の自分の熱量を大切にしたい人のための言葉でもある。

周りを大切にしたい人のための言葉でもある。

 

 

 

 

すっかり宵は涼しくなってきた今日この頃だけど、この夏のことをきっと何年先も思い出すんだろうな。

一生忘れないよ。

 

 

 

 

 

ムビナナ大千秋楽、本当にありがとうございました!

 

 

アイドリッシュセブンにハマったので人生で初めての同人誌即売会に行ってきたら幸せを手に入れた

 

フットワークが鬼のように重い。アイドルの現場に関して以外。

 

 

人見知りで出不精、おうち大好き。
初めましてが苦手、初めて行く場所はもっと苦手。

自分の知らないルールのある場所にいくと思うと居心地が悪くなって消えたくなる。
立食パーティーのような、見知らぬ誰かが入り乱れる場所がこの世で一番こわい。

 

これは自己紹介だ。いい歳こいた大人がまじでこんなマインドで毎日一生懸命暮らしている。そんなまあまあ引きこもり体質の人間がさ、同人イベントなどという人々が集まるイベントに軽々と行けると思う?

もちろん行けない。
20年近くインターネットの同人文化自体には触れてきていたが、同人イベントとは無縁の人生を歩んできた。
二次創作を眺めては感謝の気持ちで咽び泣き、イベント頒布のサンプルを見てはよだれを垂らしながらハンカチを噛み締める人生を歩んできた。

 

同人誌即売会に、行ったことがない。
そんな同人イベント茶の間が急に思い立って同人誌即売会に参戦してきた話をする。

 

結論から言うけど、めちゃくちゃすっっっっごく楽しかった。行ってよかった。ほんとに。

自分のように出不精で場所見知りで躊躇してるオタク、もしもいたら次は行ってみよう?後悔しないと思うよ。責任は取れないけど。
初めて即売会に赴く人間が遭遇した体験を記すことで、誰かの勇気になったらいいなという祈りを込めて書く。

 

▼目次

 

 

なんで急に行く気になったわけ?

イベントに行きたかった理由は正直「どうしてもほしい本があった」だけだった。
「目当ての本が買えればそれでよい」という大目的があった。

およそ3ヶ月前からアイドリッシュセブンという最高ウルトラ至福コンテンツにはまっているのだが、なんかもう生活がめちゃくちゃになるくらい傾倒している。

あのね、その本が欲しいの。

まじでコンテンツ新規のパワーってすごいね。10年以上頑なに「自分は行かない」と決め込んでいた場所に、こうもやすやすと「行こう」という気にさせるんだから。

アイドリッシュセブンというコンテンツの素晴らしさ、過去の履修をさせてくれないほどの現在供給量でありながら、それでいてオタクが解釈する余地を無限に残してくれる。
私はこのジャンルに出会って“二次創作”たるものに対する自分の中での本当の価値と意味合いを知ったよ。

アイドリッシュセブンは今年でサービス開始から8周年を迎えます。
私は明日でアイドリッシュセブンにハマってから100日を迎えます。

なあ、私がアイナナに出会ってなかった過去7年余分の二次創作、どこいった?

一度インターネットに放流した情報は消えない?*1馬鹿言ってんじゃねえ。じゃあどうして私は最近こんなに打ちひしがれてるんだ。
過去の公式の素晴らしい供給を見るたびに、コンテンツ古参から当時の話を聞くたびに、存在さえ知ることの出来ない神二次創作に想いを馳せては枕を濡らす日々が続いていた。

仕方がないね。新規だもんね。新規ってそういうことだもんね。
すでにコンテンツの歴史が積み上がった中でハマる後発勢は、ハマってすぐ自分のペースで多大なる情報を取り込めるという利点はあれど、「当時」というものをリアルタイムで体験し直すことは未来永劫絶対にできないのだ。

知ってるよ。過去を見るより今を大切にしよう。今二次創作を描いてくれている創作神たちに最大の感謝を捧げて楽しませてもらおう。

その神々ね、今度本出すらしい。

イベントがあるんだな〜ということはふんわりわかっていた。見るからにみんな原稿中なんだもん。
でも長年この身に染み付いた「同人誌・イベントは自分には関係ない」という当たり前の思考が"イベントに関する情報"を自ずとスルーさせていた。

通販で買ってみようかな…。

私は通販でも同人誌を買ったことがなかった。
家族に重度のオタクであることを隠している。実家を出てからもルームシェア相手にオタクであることをバラしていなかったということもあり、現物を手にいれることにハードルがあった。

ごめん、そんなことどうでもいい。
絶対にほしい、絶対に。

過去7年間への悔しい気持ちだけでも失恋のように心が切ないのに、今、nowの神創作も逃すのか?絶対に無理。
買ってみようかな。とらのあなのアカウントもないけど……。

 

 

 

「通販分売り切れました」
「イベント後余った分を通販に回す予定です」

 

 

 

 

行こう、きっとこれは行くしかない、現地へ。

 

 

 

 

一緒に行く友達がいない

ありがたいことに普段は何人かの友人とコンテンツを楽しんでいるのだが、なにせイベントに行こうと思ったのが当日まで2週間を切ったあたりで。
目ぼしいメンバーはすでに全員予定があった。

そうか、だったら一人で行こう。それしかない。
冒頭でも書いたが、自分は結構なレベルの場所見知りだ。
おそらく普段の自分を見ている人からしたら「めちゃくちゃ珍しいことしてるじゃん」と驚かれることだろう。
そうだよ。一大決心だよ。自分が一番驚いてるよ。
行ったことないイベントに誰に誘われるともなく自ら行くなど。ましてや一人で出向くなど。
でも、行きたい。

周りの友人には昔サークル参加したこともある人物もいた。ので、とりあえず心構えやするべきことを聞いてみた。

・朝は早く行ったほうがいい
・しかし早朝はNG
・人気のものは速攻売り切れるので優先的に行く
・でもたくさん刷ってくれるサークルさんは大丈夫
・ジャンルの盛り上がりとかも加味して
・キャラクター人気とかも加味して
・そんなこと
・素人には
・無理

なるほどね。ちょっと難しそうだな。少なくとも朝から行かないと目当ての本は買えなそう。

 

 

自分「とりあえず明日は朝何時に行ったらいいですか?どうしても欲しい本3冊買えたらそれでいいです」
先輩①「開場くらいがいいんじゃない?」
自分「わかった」
先輩①「ほんとに一人で行くの?」
自分「新規は元気だから、いく」
先輩②「………えっと……明日ですよね?よかったらご一緒しましょうか?」

 

 

こちらの先輩②、なんとこの日(というか昨日)が初対面である。
イベント前日である昨日はアイナナオタクのオフ会的なものがあり、引っ張っていかれた人見知りはそこに集まった即売会猛者立ちに指南を受けていたはずだったのだが。

「人の人生初同人誌即売会に立ち会えるの面白そうすぎ」

ということで昨日の今日、数時間前に初めて出会った異様にコンテンツにのめり込んでる女に朝から付き合ってくれるというのだ。

先輩①&②「絶対に欲しい本があるなら、手分けは必須です」

そうなの?即売会、怖。

 

前日準備

なんだよ結局一人で行くんじゃねーじゃん。そうだね、ごめん。
本人の努力なくラッキーを手にいれる話が地雷の人はここまでにしておいてほしい。以降ゲインの話になる。

 

用意した持ち物

  • 欲しいものリスト
    • 欲しいサークルの位置をマップにマーク
      • 先輩に開場同時に向かってもらうサークル+その後お願いしたい4〜5サークルを共有
      • 今回は買いたいものが集中しているスペースは自分でローラーし、少し離れたスペースのものを先輩にお願いすることにした
    • ざっくり金額も計算
  •  現金(上で計算した金額+1万円)
    • 千円札たくさん
    • 小銭たくさん
      • コンビニで明日の飲み物を買う時万冊を崩した
  • 飲み物
    • 会場近くで買うのは難しいかなと思って
  • 丈夫なかばん
    • 買えるなら20冊くらい買う予定だったのでそれなりのものを

会場最寄駅までの切符も現金で買ってお金崩したりした。
5年ぶりとかに紙の切符買った。

 

いざビッグサイト

ビッグサイト、仕事関係の展示会でしか来たことないよ。
あのホールがどうなってるのかどきどきだな……

先輩との合流は少し手前の乗り換え駅で行った。
会場付近での待ち合わせは避けたほうがベターとのこと。
驚くほどスムーズな合流を果たし、会場へ向かう。

 

 

先輩「着いたら開場待機並びながら購入分担ルート構築しましょう」
自分「ルート構築……」

 

 

結局我々は開場30分前の10:00頃に現地に到着した。
入場待機列に合流してその時を待つ。ここにいる人たち、みんなオタクなんだ……。
ムビナナやG4Yとはまた違った趣がある。ライブ現場で見るオタクたちはアイドルオタクの雰囲気を感じていたが、ここにいる者どもはみな、ほとんどが同人誌を見ている層なんだ……最高だな……

待機列の目の前に並んでいた少年のリュックに十龍之介の缶バッチ×3と7周年きらどるぬい、天と楽のちびモンぬいが付いてたので眺めながら待機していた。
めちゃくちゃ待機中のクオリティが上がった。ありがとう少年。

マップを眺めながら、先輩が回るルートと自分が回るルートの効率を整理していた。
並ぶ時と購入報告をLINEで入れ合うことを約束し、買い終わった時や合流したい時の場所を決めた。
我々は中心になるサークルが奥の方だったので入り口から遠い方の壁側「だいたいここらへん」を決めていた。

 

 

自分「あの、何サークルか相互さんが参加されてるんですけど、ご挨拶とかってしないと失礼ですかね…?」
先輩「せのびさんはしたいですか?」
自分「え、いや、緊張します……」
先輩「じゃあ後ほどリプとかDMでご挨拶でもいいと思いますよ」
自分「そうします……後日感想と一緒に送っても引かれないですか?」
先輩「引かれません」

先輩「あ、もしご挨拶したくなっても購入のときは避けた方がいいですよ。落ち着いてきたお昼過ぎくらいからにしましょう」
自分「先輩、頼りになりすぎ…………」

 

 

本当に人見知りなので全くご挨拶できなかったけど、先輩との出会いみたいな素敵な出会いが存在するのなら、やっぱりいつかはご挨拶してみたいなとも思ったりした。
人見知り壁打ち修行僧のマインドを変えるコンテンツ、アイドリッシュセブン

 

 

イベントスタート

入場と同時にスペースへ歩いていく。人、めっちゃ多い。
全然歩けない。「この通路、入ったら最後出てこれないだろうな…」という列もたくさんあった。
今回はTOP OF THE STAGE 35というイベントに参加したのだが、同じホール内で別ジャンルのイベントがたくさん実施されていた。
わお、こんな感じなんだ。同人誌だけではなくグッズもたくさん頒布されている。

すごい……グッズは全部可愛いし、同人誌もめちゃくちゃきれいだ……
なにも知らないジャンルでもこんなわくわくきらきらした気持ちになるのに、アイドリッシュセブンのスペースに行ったらどうなってしまうんだ?

アイナナエリア、めちゃくちゃ混んでる。

たまたまかもしれないが、他のエリアに比べても混んでいたように見えた。
開場すぐなのにもう長蛇の列が出来始めているだと……?すごい、並んでるオタクたち、みんな新刊サンプルのツイートにいいねつけてた人たち?私も私も。

しかしスペース番号がわかりづらい。
ポスターを貼ってくれてるサークルがありがたい。机の表示よりポスターを頼りに現在地を把握していた。

わあ、最後尾札だ…!すごいこれが噂に聞く最後尾札!ずっと上げてるの大変そう!

「この辺ですね。じゃ、一旦解散で!」

目当てスペースに到着して即解散。先輩本当にありがとう……そのサークルの新刊既刊、めちゃくちゃ読みたいです。よろしくお願いします。先輩にお願いしてたサークル、なんかもうすでに最後尾札上がってた気がするけど気のせいだよね?

 

 

 

 

人生で初めて、同人誌を買う

では、引きこもりオタクを同人イベントに引っ張り出した本を、手中に収めに行くぞ。
絶対混雑してると思ったのに幸いあまり並んでおらず、無事に購入することができそうだった。

いや、これどうなっとん。
喉から手が出るほど欲しい本が積まれた机の向こう、描いた本人が座っとる。
なにこの図。私が育てました(ご本人登場)か?
描いた人が目の前にいる本買うの初めてだけど。
え、待って、なんかすっごく気恥ずかしいんだけど……!
開場後すぐ来て、描いた本人に対して「ください」って言うの、これなんて愛の告白?
いや、誇張とかじゃなくて確かにそれくらいの愛はあるんだけど。あるんだけど。
だってこの本のために人生でやらないって決めてたこと覆してきてるんだもん。
そりゃ告白くらいの感情はあるよ。絶対に欲しかったんですあなたの本。

次いつ出してくれるかわからないじゃないですか。この先出してくれるかもわからないじゃないですか。てか先のこととかどうでもいいんです。
今作ったあなたの本がどうしても欲しいんです。
あなたの創作のおかげで推しのことがもっと好きになりました。あなたの解釈のおかげで気づけなかった自分の感情に気がつけました。
たくさん時間をかけて本を出してくれて本当にありがとうございます。企業じゃない個人が、愛で手間暇をかけてこだわりを持って作ったこの本、今ここにあるのが奇跡の様です。

「10部ください」と言いたい気持ちをぐっと堪えて声を絞り出した。1部ください。
「ありがとうございます」といいながら本を手渡してくれる。どう考えたってありがとうはこっちのセリフだ。ありがとうございます。本当にありがとうございます。
この人が描いてるの?すごすぎ、生きてる。人間だ。まぶしい。
その右手で描いたんですよね?その頭からこのキャラ解釈が出てきたんですよね?
ほんと?え、普通にきれいなお姉さんなんだけど。うそ、声可憐。うそ、この人の作品みたい。え、なに、え?なにこの体験?

すごい、即売会、すごい。なんだこれは。

 

夢心地のような体験をしながら、少し泣きそうになりながらもトレジャーハントは続いていく。
あ、待って、私そこのサークルの本欲しいです。あれ?でもその机の前に長蛇の列が……あれ?あれ?辿り着けない。どうしたらいいの。
え、どうしよう。人見知り「ちょっとすみません」の一言が言えない。
で、でも、あの本は絶対に絶対に欲しい…!
「ちょっとすみません」して買いました。はあ、緊張した。

ところで創作主たちってなんでみんな美人なわけ?

 

 

「新刊一部ください」
「一冊ずつ全部ください」
「最後尾変わります」

 

これ、自分が言うことになるとは思わなかったな……。
なんだろう、「ここからここまで全部ください」って言うセレブになったような気分だ。
実際は成人向けの同人誌を買っている。草。
イベントに来ないつもりだった時代は「R18の本を本人の前で買うとか恥ずかしくて自分にはできないわ…」とか思ってたけどその概念全部忘れてた。そんなもんはいらん。

絶対に欲しい優先すべき本たちは概ね買うことができた。
先輩も最初にお願いしていた本は購入完了していた様で、目を疑うほどの長蛇を作ってる人気サークルに「ここやばそうなので並んでおきますね!」と並んでくれていた。神か。

神が並んでくれている間に少し離れたエリアの「もし行けたらぜひほしいものたち」の散策に向かう。この頃にはさらに人混みがすごくて、汗だくになりながら次第に重くなる鞄に幸せを感じていた。

買ったものをまとめている鞄を少し覗く。すごい。全部好きだ。
可愛い装丁が身を寄せ合って並んでいる。
なんだこの感覚……。

 

完売って、するんだ

少し離れた場所の御本を探しにいく。
あの辺だな〜と思って近づこうとするが、人混みがすごくてなかなか近づけない。
もう少しで辿り着く…!というタイミングで、私は見てしまった。
イーゼルに立てかけられる小さなポップ。
あ、もしかして、そんな、あれは…………

 

新刊 完売しました

 

▼人生で初めての同人誌完売に遭遇して初対面の先輩にタメ口かます新規 真似しないでね



 

長蛇を勝ち抜いた先輩と合流して戦利品整理のため人ごみを避ける。その途中、平積み絵の表紙に目が吸い寄せられて足を止めてしまった。

あの表紙、あまりにてんてんだ────。

「よかったら試し読みどうぞ」
勧められると断れない。導かれるまま冊子をパラパラとめくり、美しい紙面にめまいを感じながら一部注文していた。

 

「ありがとうございます。どうぞ」
「ヒエ!?」

 

表紙の天くんがいる!?コスプレ写真集、実際の被写体さんから本手渡されるのやばすぎ。

先輩「人の人生初"目が吸い寄せられる瞬間から購入まで"を間近で見られて最高の気分^^」

 

これは「戦利品」だ

先輩から分担してもらったものを受け取り、他の本と合わせてバッグの中に詰め込んだ。

リザルト、合計22冊。
目当てのものは9割型買えた。ハピネス。

全部装丁が凝ってて可愛い。まじで、最高。
この鞄の中に入ってる同人誌だけで、総制作時間は何十時間何百時間になるんだろう。
ああなんと言うことだ、まじ、同人誌ってこんなに愛おしいの?
なんか泣きそう。

同人誌を抱きしめながらこの日ここに来ることを決めた自分に大きな感謝を感じていた。そして先輩、たぶん先輩がいなければこの人混みに圧倒されて2〜3冊買って帰ってたと思う。先輩のバフ効果で10倍買えました。やっぱパーティは強いユニットが一人いれば勝てるんやね。

 

このイベント楽しすぎるだろ

会場内邪魔にならないところで少し会場を眺めていると、明らかにさっきまでよりレイヤーさんが増えている。
というかさっきまでは必死だったのでレイヤーさんの存在に気が付かなかった。

でも今は見える。

おいおいおい、十龍之介とすれ違うなんてそんなの歩けなくなるに決まってるだろ。まじ、え、うそ、その衣装着てくれるんですか?ってか顔ちっさ!てか顔が良。
ちょっと見てられないわ、と思って目を逸らすとその目線の先にRe:valeいる。うそじゃん、あのRe:vale、Re:valeじゃん。喋ってる姿もまんまRe:valeじゃん。Re:valeって即売会来るんだ。
向こうからめっちゃ背の高いロージーブラウン歩いてくるじゃん!?と思ったら御堂虎於だったので逃げました。

もうみんな衣装が最高、スタイルが最高、顔も最高。うそ、アイドルがその辺闊歩してるんだけど。なにこの異様な光景。即売会やば。

欲しい本を買うイベントだと思ってたのに、いろんな楽しいことありすぎてまじただの「現場」だったわ。今度からうちわ持ちたい。

並ぶ完売の札を眺めながら社会科見学していると、どこからともなくオタクたちの会話が聞こえてくる。

「ここらへん全部逆(CP)だわ!」

うお〜即売会っぽい〜!

 

幸せだった

非常に、非常に楽しかった。

そして帰ってきてから少しだけ御本を読んだ。さらに最高になった。作品とキャラのことがもっともっとさらに好きになる。
大袈裟だけどなんかこう、今日で人生変わっちゃったんだなと思った。
こんなに大好きな趣味の形が、今後さらに素晴らしいものになってしまう。
まじで人生始まってる。アイドリッシュセブンにハマってから本当に知らなかった素晴らしい世界に出会ってばっかりだよ。

家庭の事情により御本は半分ほどしか読めてないので、明日からもまた最高になろうと思います。

 

次回への反省

今回、ジャンルハマりたて(しかもネタバレ回避してたので二次創作は直近3週間くらいしか見てない)且つイベント参加を決めたのが直前だったということもあり、
字書きさんのサークルのチェックがかなり手薄で数サークルしか購入できなかった。
絶対に次回はそんなことがないように日頃からTwitterには張り付いていようと思う。

 

先輩がお知り合いにご挨拶されているのを見て、今までの人生ずっと人見知りぼっちしてきたけどなんだかこういうの素敵だなあ……と思って見ていた。
副次的に先輩のお知り合いの方とお話しが発生したのだが、それだけでも新たなうれしい出会いがあったりして……出会いって苦手だったけど、でもなんか……いいな、こういうのも……
1〜2年後とかには挨拶のできる自分になれる様にいっぱいイベント行こ。

 

小銭と年齢確認の出しやすい財布を用意する。
あとでグーグル先生に聞いてみよう。

 

 

おわりに

 

出会って2日のどこぞの馬の骨とも知らない新規の無鉄砲な即売会初体験に付き合ってくれて、
あまつさえそのあと8時間くらいぶっ続けでアイナナの話をしてくれたれーじさん、本当に本当にありがとうございました。

れーじさんと引き合わせてくれたぺぺさん、毎日感謝してるけど今日もありがとう。

 

アイドリッシュセブン、最高の生活をくれて最高だ。

 

 

*1:とはいえデジタルタトゥーには気をつけようね

ダンスマカブルを見た人の日記

※このブログはフィクション・パロディです。
※歴史とかの部分は整合性を確かめずわりと適当に書いているので適当に読んで

 

 

 

 

前から見たいと思っていた、ダンスマカブルというやつを見た。

 

 

 

 

 

個人的にいろいろと考えることや思うことがあったので、整理の意味も込めて備忘録を書き留めておこうと思う。
アイドルがこの話を演じてくれたことが、どれくらい自分にとって衝撃のあるものだったか、しっかり書き残しておこうと思う。

 

 

 

 

 

ダンスマカブル。フランス語で、死の舞踏。

 

「死の舞踏」といえば、15世紀ヨーロッパ美術で流行した終末観あるいは宗教批判のテーマとして馴染み深い。個人的には。

 

死の舞踏というテーマについて、私が知っていることは二つくらいだ。
一つ、ヨーロッパの歴史を代表する疫病、黒死病が流行った時代。
神にも縋れずなす術もなかった民衆が何かの拍子に突如踊り狂い始める。
狂乱は群衆をなし、多くの人がそのまま死ぬまで踊り続けたという逸話。

その時代、医師は神の思し召しで人々を救う職業だった。聖職者もまた神の意志によって民衆を救う存在であり、健康と幸福と信仰は近しいものであった。
病に倒れるのは信仰心が足りないからだ。という考えが当たり前にあった時代だった。

しかし黒死病が蔓延することでその神話は崩れる。
死を前にして人は皆平等だ。貴族も神官も平等に病に倒れた。

神に縋ることができないなら踊るしかねえなってことだったのかもしれない。
怖くないよ、死は踊るようなものだよ、メメント=モリじゃん。踊るように死を想おうよ、ということだったのかもしれない。
人々はその魅力的な狂乱を壁画やフレスコ画に残した。踊り狂う人々の中に、骸骨がいる。骸骨になってもなお踊る姿は、もう誰が生きていて誰が死んでいるのかわからない当時の状況を表現していたのかもしれない。

 

二つ目、黒死病の収束からしばらくして、ヨーロッパでは踊りながら生者をあの世へ誘う死者を描いた美術が流行した。それら共通するテーマを持った作品はまとめて「死の舞踏」と呼ばれる。
一つ目に挙げた狂乱のようなダンスではなく、骸骨たちはもっと自然に生ける者を踊りへと誘っていた。

描かれる生者の多くは、聖職者や身分の高い者だった。信心深かろうと偉かろうと、死は平等に訪れる。
教会の言うことを聞いていればよかった時代は終わった。信じていたものなどなにもなかった。人は皆、人だったのだ。

信仰さえあればよかった時代の終焉。
自分は世界史には詳しくないので、この時代のことをどう括るのが適切なのかわからないが、美術においてはまさに「ゴシック美術」時代であると言えるだろう。

死の舞踏は、宗教や宗教観に対する皮肉を込めた風刺画としての側面があった。

 

 

 

こんなものをテーマにアイドルがドラマをやるの?と思った。
まあ実際そこまでこの歴史背景に関係するような話じゃないんだろうな、と思っていた。
てっきり語感のよい「ダンスマカブル」というワードをタイトルに冠しているだけなんじゃないか。そう思っていた。

舐めてた。ダンスマカブル、あまりにしっかりとダンスマカブルしていた。
そしてこれを演じているのが16人のアイドルだということ、それが、面白すぎる。
このドラマを組んでくれたスタッフ、演じてくれたアイドルたちに最大級の感謝を感じながら今これを書いている。

 

 

 

 

ゴシック美術では、宗教画を描く時の暗黙のルールがあった。
聖人たちを「人間らしく」描いてはいけない。
少しでも人間らしさを感じるように描いてはいけない。聖人は私たち人間には到底理解できない存在であり「普通」に見えてはいけなかったのだ。
興味があれば一度『ゴシック美術』で検索してみてほしい。美しいステンドグラスと、驚くほど表情の固い、のっぺりとした絵画が出てくるだろう。

そんなゴシック美術の中で突如として「人間らしさという美しさ」を描く画家が現れるのだが…そこまで書き始めると主題から大きく外れてしまうのでここでは割愛する。

ちなみに、人間らしく描くことが解禁されてからの美術界の反動は凄まじく、ここで始まるのが大ルネサンス美術の時代である。
ヴィーナスの誕生アダムの創造……びっくりするほど肉体美。肉感的、美しいエロス。

現代でのルネサンス美術の人気からも分かる通り、人は人間らしい美しさに強くひかれるものだ。かく言う自分もルネサンス美術が大好きだ。

 

人間らしいということの美しさ。
均整のとれたシンメトリーなものではなく、有機的で意思を感じるものの美しさ。

 

 

 

地上に降りたアルムは、そんな美しさを目にしていたのかもしれない。

 

 

 

死と隣り合わせで生きるからこそ、「生きたい」という意思がある。
アルムはそれに触れたことがなかった。
誰しもに平等に訪れる死の舞踏さえ、彼の目には魅力的に映ったのかもしれない。

彼自身が、人間らしく描かれることを禁止された聖人そのものであり、のちに人間らしい美しさを手にいれるその人だというのが、なんとも複雑だ。

 

 

突然だが、あなたはある日突然「砂が主食だ」と言われて素直に「そうですか」と頷くことができるだろうか。
あるいは『ありがとう』という言葉は最上級の侮辱なので、金輪際言ってはいけない、と言われ、すぐに切り替えることができるだろうか。

がりがりと砂を噛む不快感や、感謝の念が湧いたときほぼ無意識に出る言葉を無視することは、とても難しい。

生まれた日から今日まで、骨の髄まで染みついた当たり前を覆すことは、苦痛とはまた違った苦しみがある。

生きてきたこれまで全てを否定されるような気持ち、あるいは、恥ずかしさ。
親を失うような悲しみ、胸のどこかにぽっかりと穴が空いたような喪失感。

人から強制される方がまだマシなのかもしれない。「お前はおかしいよ」と怒鳴られて気がつく方が諦めがつくのかもしれない。

 

「あ、これ、いらなかったんだ。」

 

自分で真実に辿り着くのが、一番苦しい。
そして、一番清々しい。

 

クヴァル、物語の中で神を失った軍人。
私は彼のことが、愛おしくて仕方がない。

 

信仰を失った彼が次に見つけた神が友情だということ。
そしてその友の一番には自分はなれないということ。
運命を共にすることさえ選べないということ。

なんてかわいそうで、いじらしいんだろう。

アルムが永劫の命を選択した世界で、クヴァルがアルムに看取られる瞬間に想いを馳せては、ダンスマカブルに出会えてよかったと思っている。

 

「……いずれ来る、君との別れを、悲しもう。
 ……友達だからこそだ。」

 

劇中で一番好きなセリフだった。

クヴァル役の十龍之介、こういう役もできるんだ。
普段ラブロマンスに出演している姿ばかり見ていたから知らなかった。
こんな倒錯的で人間的で、一途で優しい役ができるんだ。
エリート軍人の名に恥じぬ体躯、声量があって迫力のある発狂、
そして優しいシーンで魅せる、怖いほどに底抜けの優しい表情。
元来優しい顔の作りをしていると思っていたのに、なるほどよくよく見るとかなり男らしくて強い顔立ちをしている。
自分はアイドルというものを甘く見ていたかもしれない。

 

 

信心深く人間らしさのない信者から、現代的な人間らしさを手に入れたクヴァルと対をなすような登場人物がいた。

リーベル
物語が進むごと、まるで段々と天に昇っていくかのように、人ならざるもののようになっていった。

自由への意志、大義。序盤の彼の原動力は熱く人間らしいものだった。
突き動かされているというより、いっとう強い意志という印象を受けていた。

彼はアルムに魅入られた。アルムの人間離れした無垢さに魅入られ、
ナーヴではないが、アルムを対象とする信仰を手に入れた。

物語終盤、ただの人間になろうとするアルムに「人々の希望のために偶像になってくれ」とはっきり告げる。アルムをもう一度神にしようとする。
そしてリーベルは新しい神のためにその命を賭して戦う。
これを信心深いと言わずなんと言おうか。

アルムが永遠の命を選択するエンディングで、永劫の時を過ごしたアルムがリーベルに問いかける

 

「……後悔していないか?」

「してないよ、アルム。」

 

その問答のあと、リーベルはあろうことか「ふふふ……」と笑うのだ。
私にはそれがたまらなく神秘的に見えた。アルムの笑顔と自由が絶対で、それが彼の中での神に、光になったんだと感じた。

魅力的なキャラクター造形だ。自分は、感情移入していた主人公に最後に置いていかれるファンタジーが大好きだ。
実は有名な血統の持ち主だったり、何かの生まれ変わりだったり、力に目覚めたり。
少年漫画で育ってきたからか、主人公がそんな遠い存在になって幕引きを迎える物語の寂寥感が大好きだ。

 

アルム、奥深い登場人物だった。
彼のことをどう見るかで物語の結末に対する解釈が変わりそうだ。
自分の目には、どちらのエンディングもメリーバッドエンドに見えたハッピーエンド……
に見えて、アルムのことをよく考えるとやっぱりメリバだったんだと受け取った。

自由というものに憧れ、自由に対する責任にすら焦がれる。
自由という概念を知った次の瞬間に彼が出会ったものが「人のためにありたい」という願いだった。
お飾りじゃなく、本当の意味で人のためにありたい。
空っぽの胃の中に入る最初の自由だった。生まれたての彼にとって自由とは「できるだけ多くの人のため」という形をしていたんだと思う。

彼の最初の友人、リーベルは「お前のために戦う」という自由を持っていた。
「お前が新しい世界を作る」という思想を持っていた。くしくもアルムが初めて知った自由の形と一致してしまっていた。
彼の中で完全に他の選択肢が排除された瞬間だった。
「お前のために戦う」というリーベルの自由が、アルムを不自由にしていく。
「君のために負けない」という新たな呪いにかかっていく。
そしてアルムは、友人の喪失、または永遠の苦しみと対峙することになるのだ。

亥清悠、生意気なキャラクターのタレントというイメージだったのに、目を見張るほどの芝居を見せてくれた。
一見呪いのように見えるこのリーベルとの関係を、「自分が心の底から望むものだ」と表情で見せてくれた。
世間知らずに見えて、お茶目で、気が強く、しっかりと神秘をまとった少年を演じていた。
何も知らないアルムが、何もかもを知ってそれでも自分で選んだことを尊び「私の世界だ」と微笑む表情に、幸せのようなものを感じる演技だった。ハッピーエンドかはわからない。

 

 

死の舞踏。

“リズムに合わせて身体を動かすこと”に快感が伴うよう、私たち人間の体はプログラムされているみたいだ。夜な夜なクラブに通う若者も、アーティストのライブに足繁く通う私もみな、リズムを感じて気分がよくなって帰路に着く。
踊る快感と酸素の足りない脳みそは人を半狂乱状態にしてくれるらしい。

踊りとはよく、祭事に使われる。
朦朧とする意識と快感の中で、普通ではないその状態の中で、人は人智を超えた何かを見出してきたのかもしれない。
ラクラでクタクタの状態に反して勝手に体が動くことに、あるいは混乱の中に見える幻覚に、人は神秘的な何かを感じてきたのかもしれない。

ダンスマカブルの中でのダンスは、やはり戦いだったのだろうか。終わらない命懸けのダンスの中で、それぞれが自分だけの神秘を見出して、自分の意思で選択していく。

 

 

リーベル、名前が好きだ。

ローマ神話においての生産と豊穣の神。禁忌からの解放者とされる。
liberty の語源をとなるラテン語liber。その名は「自由なもの」という意味だ。
別名をバッカス。こちらはブドウと酒の神とされている。
酒は人を熱狂させる。フーガもその影響を受けた一人だったのかもしれない。

リーベル、一番人間らしく見えて、一番神様っぽくて、一番残酷なヒーローだった。
リーベル役の八乙女楽、「八乙女楽っぽい役」ばかりするアイドルだと思っていた。
華のある見た目で画作りには最適なタレントだが、そこまで芝居として力のある人物ではないと思っていた。
圧巻だった。普段から八乙女楽自身が一本木な性格なんだろうと勘づいてしまうほどのまっすぐな眼差しと、突飛なことを言っているのに本人には全く悪気がない、危なげな雰囲気。浮世離れした見た目が相まって怖さすらあった。

八乙女楽、きっとリーベルのような男なのだろう。
自分のファンから狂信を向けられる彼だからこそ、群衆の希望であることに違和感がなく、希望の星もまた何かに魅入られることがある、ということに説得力があるのかもしれない。
八乙女楽というアイドルがこの役を演じていることの、深みが計り知れない。

そんな話だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っていう、アイナナ世界のオタクのブログありそうだよねという話。

 

 

 

 

普通の感想じゃなくてまじでごめん、普通の感想も今書いてるから許して。
ダンマカがあまりにあまりに面白すぎて、つい勢いで書いてしまった。たのしかったです。